のんびりゲーム記

クリアしたゲームの感想や備忘録。ネタバレ満載です。

6.アライアンスアライブ

今回のゲームはアライアンスアライブです。

このゲームを知ったきっかけはTwitterで見たイラストだったかと思います。絵が可愛いし、シンプルで分かりやすそうというイメージでした。

また、幻想水滸伝1・2でシナリオを担当された村山吉隆氏が手掛けるゲームということもあって気になりプレイを開始し、2020年10月18日にクリアしました。プレイ時間は約44時間。

 

・世界観

1000年前の魔族による侵攻により分断された世界が舞台なのですが、火山地帯だったり大雪に見舞われていたりと、大地はそれぞれ人が暮らすには過酷な土地となっており、ゲームのスタートは常に雨が降り続く暗い大陸からでした。

最初から絶望感がある舞台設定ですよね〜。人々は明るい世界を諦めて暮らしている様子ですが、そんな中でも青い空を夢見る少女・アーシュラの前向きさがとても良かったです。

 

世界は魔族が支配しており、部下である妖魔を使って人間を管理しています。

魔族はあまり人間に関心が無いので、実質人間を支配しているのはこの妖魔ですね。そして主人公たちが妖魔を退け、支配階級である魔族に立ち向かっていく…とても分かりやすい勧善懲悪ストーリーです。RPG!って感じがしていいですね~。

 

妖魔の他にも水魔という知性は低いがかなり強力なモンスターがいたり、魔術を最初から使えるのは魔族だけだったり(人間は特殊な道具を装備することで印術という疑似?魔術が使えるようになる)と、巨大な敵として魔族の格が高い水準で保たれているのも良いですね。

 

・個性的な仲間たち

プレイアブルキャラは多く、固定の9人+サブキャラの3人がパーティーメンバーです。

サブの3人は仲間にしなくてもクリア可能ですが、みんな良いキャラなので仲間にすることをオススメします。特にマスコットキャラでもあるペンギンのロビンスが可愛い!既婚者だけど。

 

メインの9人は全員が主人公であり、妖魔でありながらレジスタンスに所属する戦士、世界の謎を解き明かしたい研究者、人間の生活に興味を持つ魔族などバラエティも豊か。この9人がそれぞれ別の目的や場所から冒険を始める群像劇です。

私のお気に入りは、レジスタンスに所属する青年・レンツォさんですね!

飄々としていておちゃらけた性格だけど、いざというときは頼れる兄貴分の彼。レジスタンスの同僚バルバローザと共に、弟分ガリルと妹分アーシュラを敵から庇って逃がしたシーンはとてもかっこよかったです。

あとはNPCですが、同じくレジスタンスのマックスとヘルワードも好きですね。選択肢次第では死んでしまうので注意が必要ですが、生存させればのちにギルドに勧誘可能です。かっこいいイケメンお兄さん二人組かと思ってたら、会話がすごく…可愛かった…

 

・ギルド

魔族に対抗するために作られた組織で、世界中のNPCをスカウトしてこのギルドに加入させることが出来ます。やりこめば面白そうなシステムでしたが、ストーリー攻略がメインの今回のプレイではあまり力を入れなかった要素です。

人数を増やしギルドレベルを上げることで主に戦闘で恩恵を受けられるので、やり込みで高難易度ボスに挑む際は積極的に活用してみたいですね。

 

非戦闘員含め、スカウトしたギルドメンバー全員が拠点の飛行船に乗り込むので、頑張って仲間集めをするとかなり賑やかになります。

幻水のときも思ったけど、村山さんは同じ志を持って戦うキャラ全員を一つの拠点に集めるのがお好きなのかな?一致団結感があって私も好きなので、嬉しい機能です。

 

最近のゲームにしては珍しく、キャラクターの頭身が低かったりボイスが無かったりとかなりクラシカルなイメージのRPGです。

それでいてシステムは画期的でストレス無く遊べたので、懐かしい気持ちに浸りながら冒険したい方は是非プレイしてみてください!