のんびりゲーム記

クリアしたゲームの感想や備忘録。ネタバレ満載です。

5.ファイアーエムブレム 風花雪月

今回はFEシリーズの風花雪月について書いていきたいと思います!

2020年8月10日に全ルートをクリアし、プレイ時間は158時間程。

私はひとつのゲームをやり込むことがそんなに無いので、ここ数年で最長時間だと思います。

 

FEシリーズは一切やったことが無く今作もプレイ予定は無かったのですが、発売から約1年経ちTwitterでも評判になっていたこともあって、非常に興味は持っておりました。

そんな中で友人らの怒涛の布教とたまたま家族が持っていたこともあり、借りてやってみることになったのでした。まさかDLコンテンツまで購入してこんなに長い時間遊ぶことになろうとは…(笑)

 

・金鹿の学級 ~翠風の章~

主人公:ベレト(男)

最初にプレイしたルートは翠風の章(通称同盟ルート)でした。選んだ理由は単純に好みのキャラが多かったから(笑)

他ルートを経てから振り返ると、とにかくシンプルかつ王道RPGっぽかったなという印象です。

闇に蠢く者と正面から敵対し、ラスボスが唯一解放王ネメシスだったこともあって一番”正義の物語”のイメージに近い展開だったように思います。最終決戦の舞台も特別でしたしね。

初FEだったので、他の学級も悲しい戦いを乗り越えながらも悪を滅ぼす為に団結して立ち向かい、さわやかに大団円へと向かっていく感じなのかな?と思ったら大間違いだった(笑)

世界の真実にもかなり近づき、同盟ルートは一番最後に選ぶ想定で作られたんだろうな~とさえ思えるシナリオの纏まり方でした。

 

正直、こういった所謂主役的役割は帝国か王国が担うのだろうな~と思っていたので、同盟がそのポジションだったのには驚いたし嬉しく思いましたね。

クロードも学生時代は飄々としていてどちらかというと主人公とは正反対に位置するキャラだよな~と思っていましたが第2部で覚醒、なんという正統派主人公っぷり…!

かといって他ルートが悪かったとかそういったことは無く、それぞれをメインに添えたときにその想いや信念を知れて感情を揺さぶられまくりました…

 

そして翠風の章のエンディングはリンハルトと迎えました。まさかの他学級生徒!笑

第一印象から気になっていたクロードやローレンツと悩んだのですが、そもそも男主人公だと彼らの支援S(結婚)イベントが無かったため女性キャラで気になったマリアンヌにしようかな~と考えていたところ、友人の勧めで引き抜いていたリンハルトには男同士でも支援Sが発生する!という情報を得て好奇心に負けて選んでしまいました。可愛かった(大満足)。

 

・灰狼の学級 ~煤闇の章~

主人公:ベレス(女)

同盟ルートをクリアしたら次はDLCによるサイドストーリーという立ち位置の煤闇の章をプレイしました。

事前に劇場版・FE風花雪月だよ!とは聞いていたけど、まさにそんな感じだった(笑)

ユーリスがめちゃくちゃ好きそうだなと思い、早いことクリアして本編に登場させたかったので急いでクリアしましたが…大正解でした(笑)

過去に何かありげな面倒見の良い兄貴肌美青年、大好物です。

他の3人も皆良いキャラで、次章以降も毎回誰かしらは戦闘メンバーに入れてましたね。

 

ストーリーは学生時代編の第1部ということもあり第2部のようなキャラ同士の殺伐とした雰囲気もなく進み、それでいて本編では明かされなかった補完もありシンプルに面白かったです。

戦闘難易度は少しだけ高いような気もしましたが、まぁこんなもんでしょう。

 

・青獅子の学級 ~蒼月の章~

主人公:ベレト(男)

お次は蒼月の章(通称王国ルート)です。

1週目の最初に全員のビジュアルや説明を見たとき、この青獅子学級は幼馴染も多いしディミトリがさわやか好青年の王子様!というイメージだったのでずっと学生時代のノリのまま仲良く進んで行くのかと思っていました。

結論から言うと想像とは真逆の展開だったわけですが……

個人的に第1部と第2部のギャップが一番すごかったルートでした。

特にディミトリは第2部開始時には大荒れで、第1部の学生時代からは想像もつかないほどの変わりようで驚きました。彼を取り巻く環境が酷すぎたので、こうなるのも仕方は無いのですが…とにかく見ているのが辛かった;;

 

様々な出来事や多くの犠牲もありましたが結果的に彼は立ち直り、再びかつての仲間たちと手をとり進んでいく姿はとても眩しく感動的でした。

まぁここで打ち倒すべきは帝国…つまりは黒鷲学級の面々であり、この章のラスボスはエーデルガルドという地獄っぷりなのですが…

当然帝国側も譲れない信念や理想の元に戦っているのであり、更には第1部で教師としてその生徒たちと接していただけに、(この章に限った話ではありませんが)グロンダーズの会戦や最終戦等でかつての教え子たちと対峙する場面は心が痛みましたよね。血の同窓会ってなんだよ…本当にえげつないゲームだわ…

正義の逆は悪でなくまた別の正義なんだなぁというのを強く考えさせられました。

 

こちらのエンディングはユーリスと迎えました。また他学級(笑)

リンハルトに続き、彼も同性主人公と支援Sを迎えられるキャラでした、本当にありがとうございました。

 

・黒鷲の学級

~紅花の章~

主人公:ベレス(女)

ラストは黒鷲学級です。このルートは途中で分岐があり、エーデルガルトに就くかどうかで結末が変わってきます。

私はまず彼女に就く紅花の章(通称帝国ルート)から進めましたが、こちらは武でフォドラ全土を統一する、まさに覇道ストーリー。

目標が最初からはっきりしている分とにかく一直線なので、他ルートよりもかなりあっさりとしている印象ですね。実際攻略時間も他より短かったように思います。

分岐のタイミングでエーデルガルトを守ったときにあのヒューベルトからものすごく感謝されたのが嬉しかったな…

キャラクターの中には実家と対立してまでエーデルガルトについてきてくれる子もいたりと、地獄っぷりはこのルートでも健在でした。

 

ちなみに他ルートではボスとして立ちふさがりがちなエーデルガルトなので、共闘できるのはこのルートだけになります。悲しい。。

強く賢く気高い女帝として君臨する彼女ですが、壮絶な過去が明かされたり会話の中では年相応なかわいらしさが見られることもあったりと、私が傍でしっかりと支えてあげねば…!と強く感じさせられました。

まぁこのルートでエンディングを迎えたのはイエリッツァ先生なんですけど(エガちゃんごめん)。第一印象から決めてたもので…

そしてまた他学級…というかもはや学生ですらない。

 

~銀雪の章~

主人公:ベレス(女)

最後はエーデルガルトと対立する銀雪の章(通称教団ルート)です。こちらのルートはエーデルガルト、ヒューベルトを除いた黒鷲学級の生徒やレア様やセテスさんのような教団関係者たちと共闘して帝国打倒を目指します。

他ルートに比べて主人公が主人公してる!という印象です。他ではあくまで級長たちを支え導くポジションだったからね。

ストーリー内容としては同盟ルートと似た流れでした。

 

こちらのルートではツィリル君とエンディングを迎える予定でした。…が、分岐直前からスタートしたということもあり、終盤で支援レベルが足りないことに気が付きました……

いや~あの時はショックだったな(笑)せっかくここまで来たのにやり直すのもなぁ…と思い、急遽セテスさんに変更し、無事エンディングを迎えました!

何故セテスさんを選んだかというと、教団ルートで大活躍だったからですね。このルートを経てものすごく好きになったんですよ…!

最初はキツい性格の人なのかな?と思ってたけど、実は優しくて真面目で忠誠心があって…この人結構面白いな!?と思うようになってからはあっけなく彼に落ちましたね。

 

全ルート男キャラとのエンディングだったので、次回プレイするときは女キャラとのエンディングも色々見たいですね。あとツィリル君もリベンジしたい!