今回はVVVVVVというゲームについて書いていこうと思います。
正式な読み方は決まっていないそうですが、世間では「シックスブイズ」と呼ばれており私もこちらの呼称を使っています。
このVVVVVVはアイルランドのゲームクリエイターさんが製作したインディーズゲームで、2010年1月にPC用として発売されたそうです。
その後2016年10月に3DSで、2018年1月にSwitchで日本語版として配信され、私はSwitchで2020年7月頃にクリアしました。
いや~しかしSwitchで手軽にインディーズゲームを遊べる文化、本当に素晴らしいですよね…隠れた名作が多いので、定期的にチェックしています。
クリアまでに掛かったのは3時間くらいでしょうか。
このVVVVVVは大量のセーブポイントを駆使して死んではリスタートを繰り返す、いわゆる「死にゲー」というやつです。
理由は後述しますが、本当に難しいんですよね…普通に遊べばスムーズにクリア出来るのは一部のゲーム上手い人くらいでしょう。
何故ゲーム下手な私がサクッとクリア出来たかというと、このSwitch版で追加された「障害物に当たっても死なない機能」を使ったからですね。
言ってしまえば無敵モード。ズルです(笑)何度かやってここは無理!となったところではお世話になりました。殆どの場所で使っていた気もしますが。
・ストーリーとシステム
お話は宇宙船で旅をしていた6人が事故で謎の次元に不時着するところから始まります。
船長のヴィリジアンを操作し、めちゃくちゃ広い一つのマップを移動しながらはぐれた5人のクルーたちを探すというストーリーです。
操作はかなりシンプルで、左右の移動と上下の反転移動のみ。
この上下の反転がVVVVVV最大の特徴で、難しくも面白いところだと思います。
普通に立っている状態から上カーソル(ジャンプのボタン)を押すと、普通のゲームならジャンプしてそのまま地面に着地するじゃないですか。
しかしこのゲームは冒険の舞台が異次元なので、重力が無くジャンプが出来ないんですね。上カーソルを押すと、そのまま天井に着地。
立っていた地面から天井がずーーーーーっと先でも反対側にたどり着くまでひたすら飛び続け、その間は空中で左右にしか動けません。
このゲーム最大の難所とも言える「The Tower」では、このギミックを活かして果てしない天井をひたすら目指すことになります。
塔の名にふさわしくとにかく縦に長いこのステージ、壁のトゲに少しでも当たったら即アウト。上へと強制スクロールされる細い通路を上下反転しながら左右キーの操作だけで反対側の天井までたどり着かなければいけません。当然私は無敵モードで突破しました(笑)
ただこの場面のBGMがすごく良くて、それを聴いていたいがために何回も挑戦したなぁ。
マップ上に散らばるトリンケットというアイテムを集めるやり込み要素もありましたが、私はそちらはあまりやりませんでした。
・可愛らしい乗組員たち
このゲームは6人のクルーが登場しますが、ビジュアルは全員棒人間のような形で全く同じです。色が違うので、そこで誰かを判別します。
見た目は色以外全く同じ彼らですが、意外と全員キャラがしっかり立っているんですよね…!
船長のViridian(ヴィリジアン)はじめ、Violet(ヴァイオレット)、Verdigris(ヴァーディグリス)、Vitellary(ヴィテラリー)、Victoria(ヴィクトリア)、Vermilion(ヴァーミリオン)と、全員名前が「V」から始まっているのが特徴です。6人のVでVVVVVVというゲームタイトルになるわけですね。
実は私は以前こちらのゲームを実況動画で見ているんですよね。実際にプレイする3年くらい前かなぁ…
その時はPC版だったので、キャラ同士の会話も英語。実況者さんが軽く翻訳しながらプレイされていたので(すごい)大体のキャラクター性は掴めてはいましたが、日本語訳では更に個性が強くなっていました。
頭脳派のヴィテラリー、気の弱いヴィクトリア、明るく元気なヴァーミリオン等、日本語になったことでより分かりやすい性格になっていて、会話を見るのが楽しかったです!
ヴァーミリオンはヴィリジアンの相棒的なポジションだと思っていたので、日本語版で師匠と呼んでいて驚いた…
・レトロなサウンド
このゲームは8bit風として製作されており、音楽ももちろん8bit風です。
この音楽がまた良いんですよね…!
どれもポップな感じが特徴的で、勇敢さを感じるメインテーマや怪しげな曲調のもの、少しハラハラするようなもの…
短いゲームなので曲数は多くはありませんが、どれも素敵な音楽です。
あと、キャラクターがしゅんとした表情をするときの効果音が可愛くて好きですね(笑)
難しい操作が苦手という方や、レトロゲームの雰囲気が好きな方には特にオススメの作品です!