のんびりゲーム記

クリアしたゲームの感想や備忘録。ネタバレ満載です。

9.FINAL FANTASY XV

今回紹介するゲームは、ファイナルファンタジー15です。

2021年1月3日にクリア、プレイ時間は約26時間程でした。やりこみ要素にはほぼ触れなかったとはいえ、最近のRPGにしては短めですかね。

 

FFは初期ナンバリングを中心にプレイしているため10以降をプレイするのはほぼ初めてなのですが、画像は綺麗だわ登場人物はみんなスタイリッシュでカッコよくて、もはや映画の世界ですね…

ディシディア等でキャラクターは把握しているので、未プレイナンバリングもいつかはやりたいと思っています。

また、発売から日が経っているにも関わらず幸運なことにネタバレもほぼ踏むことなくプレイスタートできたので、エンディングまで新鮮な驚きと悲鳴を上げまくりました(笑)

 

・ファンタジー…?

スタートしてみてまず思ったのが、これは本当にFFなのか??ということ。

主人公は王子で自分の城から冒険開始というRPG鉄板のスタート場面ではあるのですが、キャラクターの服装がみんな近代的…!王も王子も護衛(仲間たち)も、みんな黒のジャケットにズボンスタイルです。誰も鎧を来てないし兜も被ってないのです。

おまけに移動は現代日本でも普通に道を走っていそうな一般的な車・レガリア。旅立ちの際に父王から譲り受け、最初から普通に乗れました。

RPGのメイン乗り物といえば、FF6のファルコン号のようにドラマがあって苦労して手に入れる飛空艇のようなイメージがあったので、私はこの世界観に馴染めるのだろうか…と不安を抱きながらプレイ開始したことをよく覚えています。結論から言うと、バッチリ馴染めたしレガリアとの別れの時にも号泣しましたね( ˘ω˘ )

ちなみにこのレガリアは後々改造で飛行出来たりもします。整備士・シドニーの技術力には感服です。

 

・旅

主人公のノクティス王子が神凪である婚約者のルナフレーナとの結婚式に向かうところから物語が開始します。

パーティーメンバーはノクティスと親友のプロンプト、側近のイグニス、兄貴分のグラディオラスの4人固定で、旅の護衛として最初から全員同時に仲間になってくれます。この4人は年齢も近く主人公のノクトは全員と以前から付き合いがあったこともあり、気ままな4人旅がスタートします。

最初期は結婚式に向かう旅なので、モンスターとの戦闘やサブクエストをこなしつつもとても和やかで、仲間たちと他愛ない会話やキャンプを楽しめる、まさに旅行という感じでした。

 

ところがいよいよ会場の街へ船出の時、というタイミングで帝国の裏切りによって故郷の王都が攻撃され、父王も殺されてしまいます。もちろん結婚どころではなくなり、ここからが本当のFF15の冒険開始という感じでしたね。

襲撃直後は和やかなムードは一切なく、気ままな旅が懐かしい…と悲しみながらプレイしていました。その後も様々な人物と出会い、故郷・ルシス王家のことや世界崩壊を止めるための力が必要だという話を聞かされ、ノクトの世界はどんどんと広がっていきます。

 

強制的に世界を巻き込んだ混乱に立ち向かわざるを得ない状況になってしまった世間知らずの20歳の王子様。当然、その責任や使命の重さに葛藤し悩みます。プライドが高く本心を言えない彼が仲間と対立して険悪になったり、数々の悲しい出来事に巻き込まれたりする姿は見ていてかなり辛かったです…T_T

特に水神リヴァイアサン戦からの展開は婚約者のルーナを亡くし、仲間イグニスは帝国との戦いで失明し、グラディオにはこっぴどく怒鳴られ、プロンプトは敵に捕らえられ…鬱展開の連続でリアルに心折れかけました(笑)

 

しかし、そんな旅の中でノクトは徐々に変化し運命を受け入れ、自身を犠牲に世界を救う覚悟を固めて力を溜めるために眠りにつきます。そしてあの旅から10年後、変わり果てた世界で目覚めたノクトがかつての仲間たちと再会し、自らの命と引き換えに平和を取り戻すエンディングは涙なしでは見られませんでした……

 

また、エンディングではかの有名な「やっぱ辛えわ」のシーンが回想として流れるのですが、正直こんなにも辛いシーンだとは思わなかった。ここまでプレイしてみてようやく分かるこの言葉の重みよ…

初めて仲間たちに自分の素直な気持ちを伝えられたのが自身の死に向かう直前だなんて…そしてこのラスボス戦直前の出来事を、プレイヤーはすべてが終わった後に初めて知るわけです。

覚悟を決めて静かにラスボスに向かって行ったように見えたけど、やっぱ辛いよね。

 

悲しいことばかり書いてきましたが、楽しい旅の思い出もたくさんあります。

なんといってもそれぞれの街や景色の美しさを目で楽しめること。マップやグラフィックの美しさはFF15の誇れる特徴の一つだと思います。

水の都・オルティシエに到着した時はあまりの美しさに感動しましたね~実際に海外の有名観光地を巡っている気分でした。

車での移動もなんだかんだ楽しかったですね。実際に操作したりガソリンを入れたりできるので、リアルな感じがします。まぁ殆どオート運転にしてたけど。

 

また、道中ムードメーカーのプロンプトが写真を撮りまくってくれるので、観光旅行感が更に増します。この写真の中から1枚を選んで、エンディングに表示する演出も良かったです。

(おそらく)本来の想定通り、仲間たちと楽しそうに映ってる旅の写真を選んで感動的な場面にしようかとも思ったのですが、結局私はいろいろとインパクトが大きくカッコよかったラスボス・アーデンの写真を選んでしまいました(笑)

 

・勿体ないと思ったこと

これだけ壮大で感動的な物語なのにプレイ時間20時間ちょいということから分かるかと思いますが、とにかくはしょられている部分が多すぎる(´;ω;`)

ゲームはノクト目線で物語が進むので、彼がいないところで起こっていることや過去のことに関しては不明なことがとても多いです。ヒロインであるルーナとは冒険の中ではすれ違い続けるので結局一度も会話しないで終わるし、イグニスの失明という重大な出来事もノクトがその場にいなかったのでプレイヤーは後から知るという…

 

しかし、しっかりと設定は作られているのです。では、どこでその補完がされているのかというと、多数のダウンロードコンテンツであり、アニメであり、映画であり、小説であり…この流れは昨今のゲーム業界でよくあることなのは分かってはいますが、FF15は他と比べても別媒体から得られる情報の量が多すぎるように感じました。

大人の事情とか色々あるのだろうけど、1プレイヤーとして基本的な部分はゲーム本編"内"で楽しみたかったところが大きいので、この点だけは本当に勿体ないし残念だなと思いました。

追加でお金が掛かるし、アニメは無料公開とはいえわざわざゲームから離れて見なくてはいけないし、この別媒体(特にDLC)で発表された内容があと少しでも本編に組み込まれていれば、もっと素晴らしい作品になったのにな~と思います。

ちなみに私はアニメだけ見ました。一話が短いので見やすいし、過去の出来事やキャラクターの関係性等を深く知れて普通に面白かったですね。

 

このFF15を楽しみ尽くすには、すべての媒体を制覇することだと私は思います。

とはいえ、私はほぼ本編だけのプレイでも十分楽しめたのも事実です。壮大な物語に触れてみたいという方はもちろん、軽い気持ちでイケメン達と旅を楽しみたいという方にもオススメの作品です。

8.テイルズ オブ ベルセリア

今回は2020年11月24日にクリアしたテイルズシリーズより、ベルセリアについて書いて行きます。プレイ時間は合計52時間程でした。

テイルズシリーズはこの日記作成時点でマザーシップはジアビスヴェスペリア以外はクリアしてきました。この2作についてはタイミングが合わずプレイできていなかったのですが、既に購入してあるのでそのうちプレイしようと思っています。

このベルセリアも2016年8月発売ということで、発売後4年経ってからのプレイとなりました。

 

・テイルズシリーズと私

今回初めてのテイルズ記事ということで、軽くテイルズとの思い出(?)を書かせていただきますね。

私が最初にプレイしたテイルズ作品は、シリーズ第1作・SFCのファンタジアです。小さい頃にSFC本体とソフト数本を叔母に譲ってもらったのですが、そのソフトの中にファンタジアがあり、可愛いイラストに惹かれて遊んだ記憶があります。

その時は小さかったこともあり、がっつりプレイはせずに町やフィールドをうろうろするだけでしたね。それでも当時はオープニングのアニメ映像やキャラクター達に声がついていることにものすごく感動したことをよく覚えています。

その後しばらくして、PSで発売されたデスティニー(というかリオン)にハマりました。漫画やグッズを集めたりしながらエターニアやお祭りゲーのファンダム、そしてファンタジアもPS版でクリアしましたね。それぞれ発売からそれなりに経っていたこともあり、学校でもプレイしている子はほぼおらず一人で黙々と遊んでいました(笑)

そこからはほぼリアタイで発売するたびに購入、プレイをし続けて今に至ります。

 

ちなみに特に好きなシリーズ作品はレジェンディアです。頼むからリメイクしてくれ…あとは近年Vitaで初プレイしたハーツもなかなかお気に入りなのですが、今回のベルセリアはそこに並ぶくらいに好きになった作品でした。

 

・ダークなイメージ

今作がゼスティリアの大昔の世界が舞台だということはあらかじめ把握していました。ゼスティリアをクリアしたのはだいぶ前のことなので内容は結構忘れてますが…

また、テイルズの情報はずっと追っているのでキャラクターのビジュアルと名前もプレイ前から知っていました。主人公のベルベットを筆頭に全体的にダークな雰囲気で大人っぽいなという印象が強く、ストーリーもそんな感じでパーティーもあまり慣れあわないタイプなのかな?と考えながらプレイをスタートしましたね。

 

物語の方はというと、開幕早々主人公(しかも女の子)の村が焼け、家族が殺され自身も闇深くに堕とされ…業魔となった彼女がその過酷な状況の中で人を喰らいながら数年間生き抜いた後、変わり果てた姿で復讐のための冒険がスタートするというテイルズどころか全RPGの中でもトップクラスに暗い始まりでとにかくビビりました(;ω;)

こんな境遇なので主人公は完全に闇属性。まぁ見た目からそうだろうなという感じはしてたけども…そして、次々と登場する仲間キャラクターもアウトロー系だなぁという印象でした。

 

・冒険の中での変化に感動した話

そんな仲間の中で特に異色なのが、フィーことライフィセットでした。とても可愛らしい少年です。聖隷という、簡単に言えば天使や妖精のような種族であり、登場当初はまるで人形のように意志のない子でした。そんな彼がベルベットや仲間たちと出会って冒険していく中でだんだん人間らしくなっていき、自分の想いや考えを主張できるようになっていく姿にはジーンと来ましたね。

仲間たちが皆フィーの兄姉のように、大切なことからくだらないことまで色んな事を教え、大切にしているパーティーの雰囲気がとても好きでした。皆落ち着いてて主人公一行っぽくないなと感じた第一印象とは真逆の、温かい家族のようなパーティーだった……

 

中でもベルベットは物語の最初に殺されてしまった実弟・ラフィことライフィセットと重ねて不器用ながらも特に大事にしており、彼女もまたフィーや仲間との関わりの中で、本来の姿を取り戻していきました。終盤には私が序盤でビビり倒したベルベットの姿は無く、クールなところも残しながらも本来の優しく面倒見の良い女の子に戻っていましたね。

冒険の中で主人公が成長し変化していく流れは沢山見てきたけど、ベルベットの変化…というか本来の自分を取り戻していく過程は本当に心に響きました。

今は亡きライフィセットの名前を与え弟を重ね見ていたフィーに対して、はっきりと別人だと区別するかのように呼称を変えた(実弟の方はラフィ)シーンとか、本当好きですね…

 

・キャラクター

アウトローだのダークだの書いてきたパーティーキャラクター達ですが、決して雰囲気が暗いということは無くむしろ賑やかなメンバーでした。特にスキットはとても面白いものが多かったです。マギルゥが全員と組んでお笑いをしたり、アイゼンとロクロウがカブトムシ派かクワガタ派かで言い争ったりするやつは特に笑ったな~。

テイルズのスキット量と質の高さには毎回驚きます。

 

クリアしてみて、仲間キャラクターで一番好きになったのはマギルゥでした。というかテイルズ全体で見てもトップクラスに好きです。でも実をいうと、プレイ前は唯一興味ないかなと思っていたキャラクターだったり(笑)

飄々としていて掴みどころのない性格ですが、仲間たちの危機には強大な敵に一人で立ち向かう姿に痺れました。彼女も暗い過去があるのに、ベルベットとは逆で普段の言動からは全くそれを感じさせないところもツボでしたね。ちなみにシンフォニアのゼロスも同じ感じで好きになりました。わかりやすい…

 

あとですね、ベルベットとマギルゥの友情もすごく好きでして!ラスボス直前にペアでのスキットがあるんですけど、ベルベットはフィーかなぁと思ってたら相手はマギルゥだったんですよ!!他の組み合わせはロクロウとエレノア、アイゼンとフィーという感じでした。

ややこしい性格同士だし、初めはお互い全く信用しておらずものすごく距離があった2人ですが、一緒に旅をし信頼関係を築き上げてベルベットがラスボス直前には心の友と言うまでの友人になったのがね、本当に尊かった…

心の友はマギルゥが言わせたようなものだしベルベットも呆れ顔だったけど、心からそう思ってるんだろうなぁと伝わって来る神スキットでしたね。

 

敵キャラクターもみんな素敵でした!

内面はともかく主人公チームの見た目や立ち位置が悪っぽいということもあり、今作の敵キャラ達は皆白基調の衣装で民衆から崇められている、いわゆる正義ポジションのデザインでした。

それぞれの信念のために戦いベルベット達とは衝突してしまいますが、敵側にも人間らしい部分を出して魅力的に描くのは流石テイルズだなぁと感心しましたね。

 

かなり遊び尽くしたつもりですがまだまだ未回収のスキットや倒せてない高難易度ボスもいるので、いつかまたプレイ出来たらなと思っています。

7.星をみるひと

今回は2020年10月28日にクリアした、星をみるひとというゲームについて書いていきたいと思います。

FC版は昔のゲームということもあり致命的なバグや積みポイントも多く、また難易度もかなり(というか理不尽なレベルに)高いということで、対策としてSwitch版では移動速度が上がる「さいこうぉーく」や巻き戻し機能「さいこりばーす」、クイックセーブ&ロードの「さいこめもりー」等の新機能が実装されておりました。この機能のおかげでかなり快適にプレイ出来ましたね!

というかこの機能が無かったらクリアどころかスタート10分で積んでたと思う(笑)

 

・時代を先取りした設定とストーリー

このゲームは人類を管理するコンピューターと、それに反抗するサイキッカー達の戦いを描いたSF作品です。人々は心までも機械に管理され、普通の人間はマインドコントロールを受けてしまいますが特別な力を持ったサイキッカーには効きません。そこでコンピューターは、自分たちにとって都合の悪い超能力者たちをサイキッカー狩りによって攻撃、連行している…というディストピア全開な世界観です。

今でこそよく見かける題材ですが、当時はかなり珍しかったようですね。

以前ニーアオートマタの記事でポストアポカリプスの世界観が大好きという話はしたのですが、実はディストピアも好きなんですよね…!

崩壊した世界も必要以上に統制された機械的な世界も、どちらの未来も絶望感があって魅力的です。実際にそうなったら嫌すぎるけど。

 

ただ、せっかくこれだけ魅力的な世界観なのにとにかく情報が少ない!

作中で解明されない謎や設定が非常に多いのです。ゲーム外でも世界観に触れるのは付属の説明書くらい。現代だったら絶対に分厚い設定資料集とか出るだろうに…

キャラクター設定に関しても、メインパーティーや雑魚敵までもが壮絶な過去や背景を連想させる作りなのに説明はほぼゼロ。

ファミコンの容量を考えたら仕方ないとはいえ、本当に勿体ないです。自由に想像して楽しむことにしましょう…

 

お助け機能のおかげで戦闘には苦戦しなかったものの、バグでよくわからない空間に閉じ込められたり強制ワープに引っかかったり、(ノーヒントなので)道に迷いまくったりと、システム面でめちゃくちゃ苦戦しましたね…これ当時FCでクリアした方は猛者中の猛者だと思う。

 

・イルカと迎えるエンディング

ストーリー終盤というかほぼエンディング直前に突如登場するキャラクター・イルカ。

水族館とかで見るあのイルカです。ただ、このゲームに登場するイルカたちは知能が異様に発達しており人類よりも賢いため、旧人類(普通の人間)を残して自分たちと近い能力を持つサイキック達だけで新たな惑星・あくあに移住しようと考えます。

主人公一行はイルカと共にあくあへ移住するか人類と今のコロニーに残るかの選択を委ねられ、その返答次第でエンディングが分岐します。

イルカと戦う選択肢も存在しますが、戦闘に入ることなくそのままエンディング。結局イルカたちに負けたという文章が表示されるバッドエンド。なんという後味の悪さか…

他ルートでもラスボス戦は無く、文章だけのなんとも味気ないエンディング画面です。スタッフロールもありませんでした。

 

すべてのエンディングを見た感じ、一応あくあに移住するルートが正規っぽいのかなぁと思いました。サイキッカー以外の人類を見捨ててしまうわけですが…ちなみに人類と残る道を選んでもサイキッカーは迫害され、人類同士の戦いを匂わせる終わり方をします。このゲーム、マルチエンディングだけどハッピーエンド無くない?

 

・キャラクター

主人公の少年・みなみと仲間のしば・みさ・あいねは全員サイキッカーです。

それぞれ特殊能力を持っており、それらを駆使してストーリーを進めていきます。障害物を飛び越えたり、町人の心の声を聞いてヒントを得るギミックが個性が出ていて面白かったですね。まぁ能力を全く使わずにクリアしたキャラもいたけど。

また、道中登場する敵キャラも普通のRPGで見かけるようなモンスターに加えて、人型の超能力者だったり無機質な機械だったり、ディストピア要素満点な不気味なデザインが魅力的です。

 

・音楽

メインテーマはじめ、良い曲が多いですね~やはり8bitは落ち着きます。

フィールドBGMはそうでもないのに、街のテーマがめちゃくちゃ不穏なのも特徴ですかね。普通逆では?逆に設定してしまったのか??と思うレベル。

しかし、自由が失われた管理社会の雰囲気を出す為にあえて不穏なテーマを街に設定したのだと言われても全然納得出来るんですよね。そしてこちらもかなり耳に残るメロディで結構好きです。

 

FC版だと通常クリアがやりこみと評されるこの作品。ゲームバランスはめちゃくちゃだけど、癖になる魅力があるかと思います。Switch版は手軽にプレイできるので、ぜひ多くの方にこの世界を味わってみて欲しいです。

6.アライアンスアライブ

今回のゲームはアライアンスアライブです。

このゲームを知ったきっかけはTwitterで見たイラストだったかと思います。絵が可愛いし、シンプルで分かりやすそうというイメージでした。

また、幻想水滸伝1・2でシナリオを担当された村山吉隆氏が手掛けるゲームということもあって気になりプレイを開始し、2020年10月18日にクリアしました。プレイ時間は約44時間。

 

・世界観

1000年前の魔族による侵攻により分断された世界が舞台なのですが、火山地帯だったり大雪に見舞われていたりと、大地はそれぞれ人が暮らすには過酷な土地となっており、ゲームのスタートは常に雨が降り続く暗い大陸からでした。

最初から絶望感がある舞台設定ですよね〜。人々は明るい世界を諦めて暮らしている様子ですが、そんな中でも青い空を夢見る少女・アーシュラの前向きさがとても良かったです。

 

世界は魔族が支配しており、部下である妖魔を使って人間を管理しています。

魔族はあまり人間に関心が無いので、実質人間を支配しているのはこの妖魔ですね。そして主人公たちが妖魔を退け、支配階級である魔族に立ち向かっていく…とても分かりやすい勧善懲悪ストーリーです。RPG!って感じがしていいですね~。

 

妖魔の他にも水魔という知性は低いがかなり強力なモンスターがいたり、魔術を最初から使えるのは魔族だけだったり(人間は特殊な道具を装備することで印術という疑似?魔術が使えるようになる)と、巨大な敵として魔族の格が高い水準で保たれているのも良いですね。

 

・個性的な仲間たち

プレイアブルキャラは多く、固定の9人+サブキャラの3人がパーティーメンバーです。

サブの3人は仲間にしなくてもクリア可能ですが、みんな良いキャラなので仲間にすることをオススメします。特にマスコットキャラでもあるペンギンのロビンスが可愛い!既婚者だけど。

 

メインの9人は全員が主人公であり、妖魔でありながらレジスタンスに所属する戦士、世界の謎を解き明かしたい研究者、人間の生活に興味を持つ魔族などバラエティも豊か。この9人がそれぞれ別の目的や場所から冒険を始める群像劇です。

私のお気に入りは、レジスタンスに所属する青年・レンツォさんですね!

飄々としていておちゃらけた性格だけど、いざというときは頼れる兄貴分の彼。レジスタンスの同僚バルバローザと共に、弟分ガリルと妹分アーシュラを敵から庇って逃がしたシーンはとてもかっこよかったです。

あとはNPCですが、同じくレジスタンスのマックスとヘルワードも好きですね。選択肢次第では死んでしまうので注意が必要ですが、生存させればのちにギルドに勧誘可能です。かっこいいイケメンお兄さん二人組かと思ってたら、会話がすごく…可愛かった…

 

・ギルド

魔族に対抗するために作られた組織で、世界中のNPCをスカウトしてこのギルドに加入させることが出来ます。やりこめば面白そうなシステムでしたが、ストーリー攻略がメインの今回のプレイではあまり力を入れなかった要素です。

人数を増やしギルドレベルを上げることで主に戦闘で恩恵を受けられるので、やり込みで高難易度ボスに挑む際は積極的に活用してみたいですね。

 

非戦闘員含め、スカウトしたギルドメンバー全員が拠点の飛行船に乗り込むので、頑張って仲間集めをするとかなり賑やかになります。

幻水のときも思ったけど、村山さんは同じ志を持って戦うキャラ全員を一つの拠点に集めるのがお好きなのかな?一致団結感があって私も好きなので、嬉しい機能です。

 

最近のゲームにしては珍しく、キャラクターの頭身が低かったりボイスが無かったりとかなりクラシカルなイメージのRPGです。

それでいてシステムは画期的でストレス無く遊べたので、懐かしい気持ちに浸りながら冒険したい方は是非プレイしてみてください!

5.ファイアーエムブレム 風花雪月

今回はFEシリーズの風花雪月について書いていきたいと思います!

2020年8月10日に全ルートをクリアし、プレイ時間は158時間程。

私はひとつのゲームをやり込むことがそんなに無いので、ここ数年で最長時間だと思います。

 

FEシリーズは一切やったことが無く今作もプレイ予定は無かったのですが、発売から約1年経ちTwitterでも評判になっていたこともあって、非常に興味は持っておりました。

そんな中で友人らの怒涛の布教とたまたま家族が持っていたこともあり、借りてやってみることになったのでした。まさかDLコンテンツまで購入してこんなに長い時間遊ぶことになろうとは…(笑)

 

・金鹿の学級 ~翠風の章~

主人公:ベレト(男)

最初にプレイしたルートは翠風の章(通称同盟ルート)でした。選んだ理由は単純に好みのキャラが多かったから(笑)

他ルートを経てから振り返ると、とにかくシンプルかつ王道RPGっぽかったなという印象です。

闇に蠢く者と正面から敵対し、ラスボスが唯一解放王ネメシスだったこともあって一番”正義の物語”のイメージに近い展開だったように思います。最終決戦の舞台も特別でしたしね。

初FEだったので、他の学級も悲しい戦いを乗り越えながらも悪を滅ぼす為に団結して立ち向かい、さわやかに大団円へと向かっていく感じなのかな?と思ったら大間違いだった(笑)

世界の真実にもかなり近づき、同盟ルートは一番最後に選ぶ想定で作られたんだろうな~とさえ思えるシナリオの纏まり方でした。

 

正直、こういった所謂主役的役割は帝国か王国が担うのだろうな~と思っていたので、同盟がそのポジションだったのには驚いたし嬉しく思いましたね。

クロードも学生時代は飄々としていてどちらかというと主人公とは正反対に位置するキャラだよな~と思っていましたが第2部で覚醒、なんという正統派主人公っぷり…!

かといって他ルートが悪かったとかそういったことは無く、それぞれをメインに添えたときにその想いや信念を知れて感情を揺さぶられまくりました…

 

そして翠風の章のエンディングはリンハルトと迎えました。まさかの他学級生徒!笑

第一印象から気になっていたクロードやローレンツと悩んだのですが、そもそも男主人公だと彼らの支援S(結婚)イベントが無かったため女性キャラで気になったマリアンヌにしようかな~と考えていたところ、友人の勧めで引き抜いていたリンハルトには男同士でも支援Sが発生する!という情報を得て好奇心に負けて選んでしまいました。可愛かった(大満足)。

 

・灰狼の学級 ~煤闇の章~

主人公:ベレス(女)

同盟ルートをクリアしたら次はDLCによるサイドストーリーという立ち位置の煤闇の章をプレイしました。

事前に劇場版・FE風花雪月だよ!とは聞いていたけど、まさにそんな感じだった(笑)

ユーリスがめちゃくちゃ好きそうだなと思い、早いことクリアして本編に登場させたかったので急いでクリアしましたが…大正解でした(笑)

過去に何かありげな面倒見の良い兄貴肌美青年、大好物です。

他の3人も皆良いキャラで、次章以降も毎回誰かしらは戦闘メンバーに入れてましたね。

 

ストーリーは学生時代編の第1部ということもあり第2部のようなキャラ同士の殺伐とした雰囲気もなく進み、それでいて本編では明かされなかった補完もありシンプルに面白かったです。

戦闘難易度は少しだけ高いような気もしましたが、まぁこんなもんでしょう。

 

・青獅子の学級 ~蒼月の章~

主人公:ベレト(男)

お次は蒼月の章(通称王国ルート)です。

1週目の最初に全員のビジュアルや説明を見たとき、この青獅子学級は幼馴染も多いしディミトリがさわやか好青年の王子様!というイメージだったのでずっと学生時代のノリのまま仲良く進んで行くのかと思っていました。

結論から言うと想像とは真逆の展開だったわけですが……

個人的に第1部と第2部のギャップが一番すごかったルートでした。

特にディミトリは第2部開始時には大荒れで、第1部の学生時代からは想像もつかないほどの変わりようで驚きました。彼を取り巻く環境が酷すぎたので、こうなるのも仕方は無いのですが…とにかく見ているのが辛かった;;

 

様々な出来事や多くの犠牲もありましたが結果的に彼は立ち直り、再びかつての仲間たちと手をとり進んでいく姿はとても眩しく感動的でした。

まぁここで打ち倒すべきは帝国…つまりは黒鷲学級の面々であり、この章のラスボスはエーデルガルドという地獄っぷりなのですが…

当然帝国側も譲れない信念や理想の元に戦っているのであり、更には第1部で教師としてその生徒たちと接していただけに、(この章に限った話ではありませんが)グロンダーズの会戦や最終戦等でかつての教え子たちと対峙する場面は心が痛みましたよね。血の同窓会ってなんだよ…本当にえげつないゲームだわ…

正義の逆は悪でなくまた別の正義なんだなぁというのを強く考えさせられました。

 

こちらのエンディングはユーリスと迎えました。また他学級(笑)

リンハルトに続き、彼も同性主人公と支援Sを迎えられるキャラでした、本当にありがとうございました。

 

・黒鷲の学級

~紅花の章~

主人公:ベレス(女)

ラストは黒鷲学級です。このルートは途中で分岐があり、エーデルガルトに就くかどうかで結末が変わってきます。

私はまず彼女に就く紅花の章(通称帝国ルート)から進めましたが、こちらは武でフォドラ全土を統一する、まさに覇道ストーリー。

目標が最初からはっきりしている分とにかく一直線なので、他ルートよりもかなりあっさりとしている印象ですね。実際攻略時間も他より短かったように思います。

分岐のタイミングでエーデルガルトを守ったときにあのヒューベルトからものすごく感謝されたのが嬉しかったな…

キャラクターの中には実家と対立してまでエーデルガルトについてきてくれる子もいたりと、地獄っぷりはこのルートでも健在でした。

 

ちなみに他ルートではボスとして立ちふさがりがちなエーデルガルトなので、共闘できるのはこのルートだけになります。悲しい。。

強く賢く気高い女帝として君臨する彼女ですが、壮絶な過去が明かされたり会話の中では年相応なかわいらしさが見られることもあったりと、私が傍でしっかりと支えてあげねば…!と強く感じさせられました。

まぁこのルートでエンディングを迎えたのはイエリッツァ先生なんですけど(エガちゃんごめん)。第一印象から決めてたもので…

そしてまた他学級…というかもはや学生ですらない。

 

~銀雪の章~

主人公:ベレス(女)

最後はエーデルガルトと対立する銀雪の章(通称教団ルート)です。こちらのルートはエーデルガルト、ヒューベルトを除いた黒鷲学級の生徒やレア様やセテスさんのような教団関係者たちと共闘して帝国打倒を目指します。

他ルートに比べて主人公が主人公してる!という印象です。他ではあくまで級長たちを支え導くポジションだったからね。

ストーリー内容としては同盟ルートと似た流れでした。

 

こちらのルートではツィリル君とエンディングを迎える予定でした。…が、分岐直前からスタートしたということもあり、終盤で支援レベルが足りないことに気が付きました……

いや~あの時はショックだったな(笑)せっかくここまで来たのにやり直すのもなぁ…と思い、急遽セテスさんに変更し、無事エンディングを迎えました!

何故セテスさんを選んだかというと、教団ルートで大活躍だったからですね。このルートを経てものすごく好きになったんですよ…!

最初はキツい性格の人なのかな?と思ってたけど、実は優しくて真面目で忠誠心があって…この人結構面白いな!?と思うようになってからはあっけなく彼に落ちましたね。

 

全ルート男キャラとのエンディングだったので、次回プレイするときは女キャラとのエンディングも色々見たいですね。あとツィリル君もリベンジしたい!

 

4.VVVVVV

今回はVVVVVVというゲームについて書いていこうと思います。

正式な読み方は決まっていないそうですが、世間では「シックスブイズ」と呼ばれており私もこちらの呼称を使っています。

このVVVVVVはアイルランドゲームクリエイターさんが製作したインディーズゲームで、2010年1月にPC用として発売されたそうです。

その後2016年10月に3DSで、2018年1月にSwitchで日本語版として配信され、私はSwitchで2020年7月頃にクリアしました。

いや~しかしSwitchで手軽にインディーズゲームを遊べる文化、本当に素晴らしいですよね…隠れた名作が多いので、定期的にチェックしています。

 

クリアまでに掛かったのは3時間くらいでしょうか。

このVVVVVVは大量のセーブポイントを駆使して死んではリスタートを繰り返す、いわゆる「死にゲー」というやつです。

理由は後述しますが、本当に難しいんですよね…普通に遊べばスムーズにクリア出来るのは一部のゲーム上手い人くらいでしょう。

何故ゲーム下手な私がサクッとクリア出来たかというと、このSwitch版で追加された「障害物に当たっても死なない機能」を使ったからですね。

言ってしまえば無敵モード。ズルです(笑)何度かやってここは無理!となったところではお世話になりました。殆どの場所で使っていた気もしますが。

 

・ストーリーとシステム

お話は宇宙船で旅をしていた6人が事故で謎の次元に不時着するところから始まります。

船長のヴィリジアンを操作し、めちゃくちゃ広い一つのマップを移動しながらはぐれた5人のクルーたちを探すというストーリーです。

 

操作はかなりシンプルで、左右の移動と上下の反転移動のみ。

この上下の反転がVVVVVV最大の特徴で、難しくも面白いところだと思います。

普通に立っている状態から上カーソル(ジャンプのボタン)を押すと、普通のゲームならジャンプしてそのまま地面に着地するじゃないですか。

しかしこのゲームは冒険の舞台が異次元なので、重力が無くジャンプが出来ないんですね。上カーソルを押すと、そのまま天井に着地。

立っていた地面から天井がずーーーーーっと先でも反対側にたどり着くまでひたすら飛び続け、その間は空中で左右にしか動けません。

 

このゲーム最大の難所とも言える「The Tower」では、このギミックを活かして果てしない天井をひたすら目指すことになります。

塔の名にふさわしくとにかく縦に長いこのステージ、壁のトゲに少しでも当たったら即アウト。上へと強制スクロールされる細い通路を上下反転しながら左右キーの操作だけで反対側の天井までたどり着かなければいけません。当然私は無敵モードで突破しました(笑)

ただこの場面のBGMがすごく良くて、それを聴いていたいがために何回も挑戦したなぁ。

マップ上に散らばるトリンケットというアイテムを集めるやり込み要素もありましたが、私はそちらはあまりやりませんでした。

 

・可愛らしい乗組員たち

このゲームは6人のクルーが登場しますが、ビジュアルは全員棒人間のような形で全く同じです。色が違うので、そこで誰かを判別します。

見た目は色以外全く同じ彼らですが、意外と全員キャラがしっかり立っているんですよね…!

船長のViridian(ヴィリジアン)はじめ、Violet(ヴァイオレット)Verdigris(ヴァーディグリス)Vitellary(ヴィテラリー)Victoria(ヴィクトリア)Vermilion(ヴァーミリオン)と、全員名前が「V」から始まっているのが特徴です。6人のVでVVVVVVというゲームタイトルになるわけですね。

 

実は私は以前こちらのゲームを実況動画で見ているんですよね。実際にプレイする3年くらい前かなぁ…

その時はPC版だったので、キャラ同士の会話も英語。実況者さんが軽く翻訳しながらプレイされていたので(すごい)大体のキャラクター性は掴めてはいましたが、日本語訳では更に個性が強くなっていました。

頭脳派のヴィテラリー、気の弱いヴィクトリア、明るく元気なヴァーミリオン等、日本語になったことでより分かりやすい性格になっていて、会話を見るのが楽しかったです!

ヴァーミリオンはヴィリジアンの相棒的なポジションだと思っていたので、日本語版で師匠と呼んでいて驚いた…

 

・レトロなサウンド

このゲームは8bit風として製作されており、音楽ももちろん8bit風です。

この音楽がまた良いんですよね…!

どれもポップな感じが特徴的で、勇敢さを感じるメインテーマや怪しげな曲調のもの、少しハラハラするようなもの…

短いゲームなので曲数は多くはありませんが、どれも素敵な音楽です。

あと、キャラクターがしゅんとした表情をするときの効果音が可愛くて好きですね(笑)

難しい操作が苦手という方や、レトロゲームの雰囲気が好きな方には特にオススメの作品です!

3.ポケットモンスター ソード

今回はポケモンのソードについて書いていきたいと思います。

 

私はポケモンは赤からリアルタイムでプレイし続けており、ウルトラサン・ムーンとピカブイ以外はすべて発売日に購入して遊んでいます。今週末に発売の新作、アルセウスももちろんやりますよ!

そんなわけで、こちらの剣盾もポケモンセンターで予約して、発売日からばっちり楽しみました。

2019年11月24日に殿堂入り、その後に追加コンテンツのエキスパンションパスでのんびりと遊びました。オンライン対戦等は一切せず、ストーリー攻略や散策だけで総プレイ時間50時間程でした。

 

・新ポケモン

赤バージョンで生まれて初めて手にしたポケモンは、水タイプのゼニガメでした。

それ以降シンプルにデザインが好みだったり、最初のジム戦で相性的に有利だったり、ひでん技のなみのりを覚えて便利だったりとスタートポケモンは水タイプを選ぶことが多く、今回も例にもれずメッソンでスタートしました。

 

私はいわタイプやじめんタイプのようなデカくてゴツい!みたいなポケモンが好きなので、最初に最終進化を見たときはいまいちパッとしないな~というのが正直な印象でした……が、相棒として一緒に冒険し殿堂入りする頃にはすっかり愛着がわき、スタイリッシュでめちゃくちゃかっこいいじゃん!と思えるようになっていました。単純(笑)

ちなみに、殿堂入りメンバーはインテレオン、セキタンザン、サダイジャ、オーロンゲ、ヒヒダルマ(ガラル)、トゲキッスでした。

 

前情報をほぼ見ずにストーリーを進めたので、新ポケモンとエンカウントするたびに何コレ!何コレ!?と騒いでましたね笑

最近のポケモンは奇抜なデザインも多いので、初見時の驚きは昔より強そう。

ガラル地方のポケモンでは、殿堂入りメンバーにも入っていたサダイジャがお気に入りです。

あと、世間でも人気のワンパチや進化系のパルスワンも可愛くて好きですね〜。

 

・キャラクターの関係性

剣盾は普段ポケモンをやっていない層の取り込みに大成功してるなぁと思います。実際、私の友人達もポケモンをやった事ない、または以前はやっていたがしばらく離れていたような子達が揃って遊んでいました。

 

その子達は何故いきなりポケモンを手に取ったのか。それは、魅力的なキャラクター達がいたからでした。

周りでの一番人気はダンテさんですかね〜やっぱりチャンピオンは強い!

ストーリーの超序盤から登場し、かっこいいチャンピオンっぷりやら兄属性やら方向音痴設定やら色々ぶっ込んできてとにかくインパクトが大きい!でも人気出そう!と思いながら進めましたよね笑

ちなみに私の一番のお気に入りはネズさんです。ファンキーなビジュアルとストーリーでも発揮される面倒見の良さのギャップにやられました…。ダンテさんも好きです、兄属性に弱いな〜笑

 

主人公と同年代のキャラ達もみんな可愛いかったですね。それぞれの環境の中で成長し、良き友人兼ライバルとして切磋琢磨しあう関係性が賑やかでとても良かった…

特にホップくんには、伝説ポケモンを巡るストーリー終盤の重要な場面でその優しさや芯の強さに泣かされました…序盤での挫折しかける姿を見てるから余計にね。

すべてが終わったあと自分自身のやりたいことを見つけて、主人公や兄とは別の道を自分の意思で歩み始める姿にも泣きました。泣きすぎ。

 

また、主人公周りだけでなく、大人たちの交友関係も色々知れて良かったな〜というのもすごく感じました。

主人公達のように競い合って冒険していた過去があったり、仲の良い友人同士だったり、ライバル関係にあったり…

ポケモン作品では今までそこまで多くは見かけなかった、良い意味で"今風"なキャラの関係性が今作は色濃いように感じました。オタクだからこういう横のつながりを公式からお出しされると喜んじゃうのです。

過去作のズミさんがザクロさんとマーシュさんに食事を振舞っていたという設定も大好きなので、どこかで活かして欲しいな〜。