のんびりゲーム記

クリアしたゲームの感想や備忘録。ネタバレ満載です。

64.ドラゴンクエストIII そして伝説へ…

ドラクエ3のリメイク版をクリアしました!

2025年10月11日にクリア、プレイ時間は30時間程でした。

私はSwitch版でプレイしました。

 

・HD-2DでDQを遊べるとは…

オクトラシリーズで有名な浅野チーム作品によく登場するHD-2Dですが、まさかドラクエを遊べる日が来ようとは…感無量です。HD-2Dについてはライブアライブの記事で軽く触れているので、そちらをご参照いただければ。

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第一報の発表自体は結構前にされておりましたがその後数年は音沙汰なく、ちゃんと開発が進んでいるのか?と不安視する声も多々耳にしましたが、続報が出てからはあっという間の発売だったように思います。

 

ドラクエ3の物語は王様に命じられて仲間とともに魔王討伐の旅に出る、という非常にシンプルなものですが、システム的にもストーリー的にも自由度がとにかく高いのが特徴です。

仲間キャラクターはすべてエディットなのでその辺りはあっさりとした印象ではありますが、大冒険の中には感動的なイベントが多数あったり魔王を倒した後にも大きな出来事があったりと、RPGとして非常に面白く完成された作品だと思います。

 

ドットのイメージが強いドラクエ3でしたが、HD-2Dの技術力によりグラフィックはとても美麗で、特に自然や海の風景がとても美しかったです。

個人的に夕方の雰囲気が大好きです。

 

・リメイクでの違い

DQ3はシリーズ内でも特に人気の高い作品のため、過去何回もリメイクされてきました。DQ6推しの私としては羨ましいことこの上なしです。

私が実際にプレイしたのはFC版(ちょっとだけ)、Wii版、3DS配信版だけなので正確な比較はできませんが、今回からの大きな追加要素もありましたので、そのうちのいくつかを紹介します。

 

・ガイド機能

前回プレイしたロマサガ2Rでもそうでしたが、本作もガイド機能によるナビがとにかく親切。次にどこへ行けばいいか迷わず、探し物の場所も道が示されるなど、プレイの快適さは抜群です。さらに、難易度設定やバトルスピードの調整も可能で、テンポよく冒険を進められました。

とはいえ、先述の通り攻略順や職業システムなど“自由度の高さ”こそがドラクエ3の醍醐味。町の人々の話を聞いてヒントを集めたり、船であてもなく旅をして偶然たどり着いた町から攻略を始めたり――そんな自由な冒険ができる貴重なRPGでもあります。だからこそ、あえてガイド機能をオフにして旅するのも一興ですね。

 

・職業のビジュアル変更が可能に

従来のドラクエ3では各職業に男女それぞれの決まった見た目があり、ビジュアル固定でした。

しかし本作では性別名称が男女ではなくルックスA、Bとなっており、ビジュアルも従来のデザイン含め各4種類、計8種類から選択可能に。更に髪色や声色も選択できるようになっていて一緒に冒険をするキャラクターの個性を強めることが可能になりました。

今までのイメージとは全く別の雰囲気でキャラクターメイクを出来たので楽しかったです!

私の今回の最終パーティーは勇者、戦士、武闘家、賢者でした。

 

・新職業【魔物使い】の登場

本作から追加された新職業「魔物使い」は、なかなかユニークな性能を持つ職業でした。

攻撃から回復まで幅広い特技を習得でき、特に数ターンのあいだ2回行動が可能になる“ビーストモード”はとても強力。最終パーティーにこそ入れませんでしたが全員魔物使いを経由してから最終職業に転職させました。

特技の覚え方も斬新で、各地にいる“はぐれモンスター“を保護した数によって習得するものもいくつかあります。

ちなみに、このはぐれモンスター自体も今回からの新要素で、集めたモンスターを3体1組のチームにして勝ち抜きバトルの“モンスターバトルロード”に参加させることができます。

 

・主人公の父親・オルテガの追加エピソード 

主人公の父・オルテガは、主人公がまだ赤ん坊だった頃に魔王討伐の旅へ出ました。
帰らぬ父の後を継ぎ、成長した主人公が冒険へと旅立つのがドラクエ3のはじまりですが、本作ではその道中で、オルテガの足跡を垣間見ることができます。

所々でオルテガの冒険当時の様子がボイス付きで流れたり、新規エピソードが追加されていたりと、オルテガという人物の存在がより立体的になっています。これにより物語全体に深みと重みが増していて、とても印象的でした。

 

 

全体的に満足度の高いリメイクでしたが、一つ意見を言うのであれば私はロト三部作は時系列順の3→1→2ではなく本来の発売順通り1→2→3の順番にクリアして欲しい派なので、(商業的に厳しいのは分かるが)1と2を先にリメイクして欲しかった、ということですかね……。

初見の方には1と2の冒険を経た後で味わう3の結末の「そういうことか…!」という感動を是非味わって欲しいものです。

ただまぁ今作に限ってはエンディング後に非常に考察の捗るちょっとしたサプライズ演出があり、1や2に繋がって行くワクワク感もしっかりと用意されていたので、流石だなぁと思いました。

1と2のリメイクも楽しみですね〜。

63.ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン

2回目のロマサガ2プレイ、今回はリメイク版です。

2025年8月24日にクリア、プレイ時間は30時間程でした。

 

前回のクリアから約1年ぶりのプレイでした。

システムやストーリーは大きく変わらないものの、リメイクによってフルボイスになりグラフィックが大幅に進化、更には追加要素も盛りだくさん。そのおかげで、懐かしさを感じつつも新鮮な気持ちで最後まで楽しめました。

 

特にタイトルからもわかる通り、本作では七英雄にスポットライトを当てた追加要素が多く、七英雄好きの私としては嬉しかったですね!

 

・追加要素

先述の通り、ストーリーや攻略の流れなど基本的な部分はリメイク前とほぼ変わらないため、過去記事を参照していただければと。

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・難易度設定

戦闘難易度をストーリーを楽しみたい人向けの『カジュアル』、ほどほどの『ノーマル』、原作準拠の『オリジナル』から選択可能になりました。一番歯ごたえのある難易度がオリジナルなあたり、流石というべきか…。

 

・BGMの選択

オリジナル版とリメイク版でBGMを変更可能に。

SFC音源のオリジナル版で懐かしい気持ちになるも良し、壮大なリメイク版で新鮮な気持ちで冒険するも良し。設定場面からいつでも変更できるので、私は気分に合わせてどちらも楽しみました。

 

ユーザビリティの向上

操作性が快適になり、更に次の目的地の場所やイベント発生状況が分かる機能が追加されました。

オリジナル版では次に起こるイベントや今世界で何が起こってるかなどが分かりづらく、全く気付かずにスルーしてしまったイベントも多数あったので本当にありがたかったですね…!

前プレイでは存在すら知らずに滅びていたカンバーランドも今回のプレイではナビのおかげでフラグを見逃さず、無事に解決することが出来ました。よかったよかった。

また、都市開発は専用画面から一括で行えるようになり、術の習得や鍛冶屋の画面も非常に使いやすくなっています。よく利用する要素が便利になったことで、操作がぐっと快適になりました。

 

今回の最終パーティー。前プレイも似たような感じだった気がする。

 

上記以外でも、クラスごとの固有アビリティや連携技の追加、ボス前ではセーブとBP回復が出来たりと慣れていない人でも遊びやすい仕様になっていたかと思います。

あと、おまけ的な要素としてせんせい集めが追加されました。

各地にいる謎のキャラクター『せんせい』を集めることで、ありがたい恩恵を受けられるスタンプラリーのようなものです。全50か所でうまいこと隠れてる場合も多く、結構苦戦しました。

かわいい

 

七英雄の物語

オリジナル版では出自がほとんど語られなかった七英雄ですが、本作では彼らがなぜ「英雄」と呼ばれ、そして悪へと堕ちてしまったのか、その経緯を知ることができます。ダンジョンなどにある『七英雄の記憶』に触れることで、七英雄結成から追放までの過去を追体験できる仕組みです。

近年ゲーム外のアプリや舞台などで追加されてきた設定を再構築してひとつのストーリーとして結実させており、彼らのことを深く知ることが出来て大満足です…!

というかモンスター体かつ過去のあれこれがほぼ公開されていないオリジナル版の状態でもかなり好きだったのに(過去記事参照)、美麗な人間時代のビジュアルと豪華声優による名演技であの感動ストーリーを見せられたらね…。

やっぱり七英雄っていいな(まとめ)。

62.ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ

ずっとやりたかったFF12をようやくクリアしました!

2025年7月20日にクリア、プレイ時間は32時間程です。2倍、4倍のハイスピードモードもあり、サクサクプレイ出来て快適でした。

PS2で発売されたFF12のリマスター版です。ジョブシステムが強化されたりオートセーブ機能が追加されたり等、操作性が快適になった模様。

 

・ストーリーと世界観

舞台は人間と多くの亜人種が共存し、高度な文明を持つ世界「イヴァリース」。その中にあるダルマスカ王国という小さな国が大国・アルケイディア帝国に侵略される始まりです。亡国の王女・アーシェは、祖国を取り戻すために立ち上がり、街の少年ヴァンや空賊バルフレアたちと出会いながら旅を始めます。

旅の中で、世界を支配しようとする巨大な陰謀や強大な古代の力『破魔石』の存在が明らかになり、仲間たちと力を合わせて、自由と平和を取り戻すために戦う物語です。

 

西洋風のお城やたくさんの亜人種などファンタジーな世界観に対して、ストーリーは乱れる政治情勢や国家間の争いを背景にした、渋く重厚なものでした。登場人物たち――特に敵勢力はガッチガチの鎧を身にまとい、巨大な戦艦が空を飛ぶなど、ビジュアル面でもその厳つさが際立っていましたね。

バハムート達お馴染みの召喚獣は従来のように幻獣の姿で登場するのではなく、多くが戦艦の名前として登場し、従来作とは異なる演出がされています。

ストーリー全体としてはややあっさりとした印象かな?と感じました。とても魅力的なキャラクターや重厚な世界観だったのでもう少し深掘りがあってもよかったのではと感じられる部分もあります。

例えばロザリア帝国のアルシドなんかは濃すぎるキャラの割に判明する情報が少なくてもったいない…!と感じました。多分他媒体で掘り下げはあるとは思うけども。

 

・キャラクター

そんな世界観だからか、登場人物は敵味方ともにとにかくイケオジが多いのなんの…ストーリー的にもおじさん達が目立っていた印象です。最高でした。

 

また、仲間キャラの一人であるアーシェはストーリー的にも超重要であり、『破魔石』の巨大な力を完全に消し去るか、復讐の為に使うか…その使い方の決断を迫られます。

故郷を侵略され、父王や婚約者を失うという絶望の中から旅を始め、葛藤しながらも前に進み、成長していく姿はとてもカッコよく、美しかったです…!

 

逆に、主人公・ヴァンの存在感がやや薄かった印象も受けました。最後まで「巻き込まれて旅に出た普通の少年」というイメージを完全には脱しきれなかったように思います。

もちろん主人公らしい言動がまったく無かったわけではありませんが、兄貴分ポジションのバルフレアの目立ちっぷりに埋もれてしまっていると感じた部分も大きいです。バルフレアは本当にもう、め~~~~ちゃくちゃかっこよかった。

とはいえ、難しい話題に素朴な疑問を投げかけたり、幼なじみのパンネロや帝国の王子ラーサーと並んで、次世代を担う若者として“おじさん世代”に見守られる姿は微笑ましく、そこはとても良かったと思いました。

 

・独特なバトルシステム

本作はシームレスなバトルを採用しており、他のシリーズではあまり見られない、独特なシステムがいくつか導入されています。

中でも最も特徴的なのが「ガンビット」システムです。
あらかじめ発動条件と行動をセットしておくことで、戦闘中はキャラクターがその設定通りに自動で行動してくれます。一言で言えば、まるでプログラミングのようなシステムで、FF12では戦闘中に組み込んだ動作がちゃんと機能しているかを見守るスタイルになります。

うまくハマると非常に気持ちよく、「ハマる人はとことんハマる」タイプの戦闘だと感じました。実際にプレイしてみても確かに面白かったのですが、結局いつも通りレベルでゴリ押しする場面も多く、「使いこなせた!」という感覚はあまりないままクリアしてしまいました(笑)

それと、今作は状態異常にもかなり苦しめられましたね…。ガンビットをもっと上手く使いこなせていれば、もう少しスムーズに戦えたのかもしれません。

 

もう一つ目玉になるのは「ライセンス」システムであり、これはキャラクターが武器や魔法、アビリティを使えるようにするための成長システムです。装備品を購入しても、ライセンスボードの該当パネルを開放しないと装備できないのは結構衝撃でした。

ジョブは12種類ありパーティー6人で一人につき2つのジョブを獲得可能。かなり自由度が高く戦略性が問われる一方、無計画に習得すると非効率になったりとなかなか奥が深いシステムです。

 

物語があっさりしている分、システム面は非常に作り込まれており、戦闘の快適さも相まって、高難易度コンテンツややり込み要素が捗る作品だという印象を受けました。

61.悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲

今回は悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲です。2025年5月6日にクリア、プレイ時間は13時間程でした。

実際にプレイしたのはXクロニクル セレクションにおまけとして収録されているものです。

 

前回に引き続き、悪魔城ドラキュラシリーズです。前作から5年後の世界を描いている本作の主人公は、人間と吸血鬼のハーフ・アルカード。実は以前に悪魔城シリーズを調べた際にこの人かっこいいな…と気になっていたキャラクターでした。

そして、この月下の夜想曲は2025年6月に宝塚歌劇団で舞台化が決定しております。私は十数年前からの宝塚ファンであり、とっても楽しみにしている公演のためこれは良い機会だ!と思い、予習の意味も込めてプレイしました。

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・ゲーム性

前作がマリオ的な横スクロールだったのに対し、本作は移動は横スクロールながらも、多数のエリアで構成される悪魔城と物語後半に訪れる逆さ城をひたすら動き回る探索型アクションRPGです。この二つの城マップがとにかく広く、どれだけ迷ったか…!

もちろんオートセーブなんてものはないので、長い道のりを彷徨いやっと辿り着いた中ボス前のセーブポイント直前の雑魚敵にやられて前回セーブポイントからやり直し。なんてことも当然ありました。

 

そう、前作と同じく雑魚敵の強さも健在なんです。このゲーム、攻撃力が弱くてもトリッキーな動きをする奴らが本当に厄介なんですよね…例えば礼拝堂エリアのほねばしら、ブラッククロウあたりには苦戦させられました。のみ男はもはや殿堂入り。

敵の種類はかなり増えており、攻撃パターンも多種多様です。印象に残った動きをしたのは愛鳥のふくろうを使役しながら闘うオウルアーマーですかね。この敵はふくろうを先に倒すと跪いて悲しみ、その後怒り狂って襲いかかってきます(強い)。雑魚敵にこんなに細かいモーションがあることに感動しつつも申し訳ない気持ちでいっぱいになります。ごめんよ……。

 

道中拾えるアイテムによって多数のアクションを覚え、そのアクションを使うことで初めて開ける道もあります。同じエリアに何回も訪れることになりますが、エリアごとにギミックやBGMが違いグラフィックも美麗なため、最後まで飽きずに遊べました。

攻略順はある程度自由であり隠し要素も多く、また今作は装備システム等も存在しているため、やり込むのにも向いている作品かと思います。

全作以上に様々な要素が増え、すごく丁寧に作りこまれた良い作品だな~と思うのですが、盛りだくさんすぎて用途や使い方が分からないままラストまで一切使用しなかった要素も結構あったと思います。最初はセーブの仕方すら分からなかったからね…説明書をきちんと読んでから進めましょう…笑

 

・ストーリーとか

お話の大まかな流れは、前作と同じで悪魔城を探索しながらボスを探し、それを打ち倒すというシンプルなもの。

探索していると、マップの要所要所であの最強幼女ことマリアさんと会話するイベントが発生します。お世話になりまくった前の冒険から5年後なので、17歳のお姿での登場です。堂々とした物言いをする私好みの凛とした素敵なレディに成長しておりました。

 

アルカードは悪魔城シリーズ初代作品の仲間キャラクターとして登場しており、そのエンディングで自ら長い眠りにつきました。しかし、前作主人公・リヒターによって滅ぼされたはずの悪魔城が復活した気配を察知し、原因究明のため悪魔城へと向かいます。

一方マリアは悪魔城復活と同時に行方不明になったリヒターを探して再び悪魔城にやってきており、そこでアルカードと出会います。

リヒターは黒幕によって操られており、悪魔城の城主にさせられているのをマリアと協力して救出するのが前半戦、リヒターとマリアを悪魔城から脱出させ、アルカード単独で真の黒幕が潜む逆さ城を探索しラスボスを倒すのが後半戦といった感じです。

過去作の仲間キャラが主人公になり、前作主人公が敵側に回り、前作で子供だった少女がヒロインポジションに収まるという面白い構成ですね。

 

また、リヒターを倒してしまったり、マップ達成率が高い状態でクリアしたりするとエンディングが変化します。私は達成率があと少し足りずノーマルエンドでした、残念。

美麗なパッケージビジュアルからはあまり想像できませんが、作中遊び要素もたくさんでよかったです。クリア後にゲーム内で声優さんの雑談(?)が聞けるのには驚きました…。

 

噂によるとアルカードは先の作品にも登場するとかなんとか。気になるので機会があったらプレイしてみようと思います。

60.悪魔城ドラキュラ Xクロニクル

今回は悪魔城ドラキュラシリーズのXクロニクルです。

2025年3月29日にクリア、7時間程でグッドエンドまで到達しました。

 

・概要

本作にはPCエンジンで発売された『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』をリメイクした『Xクロニクル』と、そのオリジナル版である『血の輪廻』の移植版、更に続編である『月下の夜想曲』の移植版の3作品と色んなおまけが収録されています。

ただ、最初からプレイ可能なのはメインであるXクロニクルのみで、他2作はマップ内でアイテムを獲得しないとプレイできません。実は私は(この仕様を知らずに)月下の夜想曲目当てで買っていたので、元々プレイする予定だったとはいえなにがなんでもXクロニクルを攻略しないと…!となりました。

 

・コツを掴むまでは…

本作は、ドラキュラ伯爵に攫われた恋人や町の女性たちを救うために悪魔城に乗り込むドラキュラハンター・リヒターを操作する、非常にシンプルな横スクロールアクションゲームです。

鬼畜難易度と名高い悪魔城シリーズの初期作に比べればだいぶ優しいとはいえ、それでも普段RPG畑にいる私には慣れるまではなかなかの歯ごたえでした。長い道のりを経てもコンティニュー回数が尽きると当然ステージの最初からやり直し。ボス含めサクッと初見でクリアできたステージもあれば、攻略に時間が掛かったステージもありました。

PSP時代の作品ということもあり理不尽な仕様はありませんが、ひたすら敵やマップの特徴を覚えながらトライ&エラーを繰り返して攻略をしていきましたね。この感じ、アンテGルートの最後の死闘を思い出すな…。

 

多くのフロアで構成されるステージは表ルート7個+裏ルート4個+α、敵の種類やステージギミックが多種多様で面白かったです。

基本的に一本道ではありますが、ルートが複数あったり隠しフロアに捕らわれている女性を救出すると恩恵が得られたりと、色んな楽しみ方が出来るなと感じました。女性を全員救出して進めるとラスボスが第三形態までになり、グッドエンドになります(通常だと第二形態まででラスボス逃走のバッドエンド)。

 

主人公のリヒターはドラキュラハンターであるベルモンド家の出身で、一族に伝わる特殊な鞭をメインウェポンとして戦います。他にも道中拾える様々なサブウェポンを駆使して戦うこともできます。

操作自体は単純なので慣れてくると楽しいですが、敵のどこか一部に掠っただけでもダメージを食らう判定なので、慎重なプレイが求められる印象でした。幸い制限時間は無いので、雑魚敵でもボスでも焦らず1体ずつ丁寧に対処していけばなんとかなる。

操作性で言えば、横スクロールではありますが若干の奥行きもあり階段の上り下り等の判断が結構難しかったです。あとキャラクターの歩行スピードがゆっくりなのがもどかしい…ダッシュしたくなりますね。

 

・最強幼女マリア様

スタートではリヒターを操作しますが、ステージ2の隠しフロアに捕らわれている不思議な力を持つ女の子・マリアを救出すると、それ以降マリアを操作することが可能になります。このマリアが使いやすくて…!!ステージ2以降私はずっとマリアを使ってました(笑)

2羽の鳩を飛ばす通常攻撃が超強力だったり、扱いの難しいリヒターのバックジャンプに対して便利な2段ジャンプを持っていたり、スライディングや前転で素早い移動が出来たり…耐久が若干弱めではありますが、それでも初心者にはありがたい万能性能のキャラクターです。サブウェポンのカメ(ほぼ完全防御)には本当にお世話になりました。

会話パートの内容や武器、回復アイテム等もちゃんとマリア仕様のものとなっているので、リヒターと比較して遊ぶのも楽しいと思います。

 

 

慣れるまでは大変だったとはいえ、ビビっていたほど苦戦せずにクリア出来てよかったです。

ちなみにオリジナル版の血の輪廻も少し触ってみましたが、比べものにならないくらい難しかった…ステージ2の序盤に出てくるカラス(雑魚敵)に一生勝てない。

こちらは気が向いたらプレイするかも…?

59.クレヨンしんちゃん 炭の町のシロ

今回はアニメでおなじみクレヨンしんちゃんのゲーム、『炭の町のシロ』について書いていきます。クレしんの原作やアニメ、映画は昔から大好きでよく見ていたのですが、実はゲームをプレイするのは初めてだったり。

2025年2月9日にクリア、プレイ時間は18時間程で図鑑もコンプリートできました。

数カ月前にPVを見てからずっと気になっており、年末セールで安くなっていたので良い機会だと購入してプレイしました。

 

・あらすじ

しんのすけの父・ひろしの長期出張にあわせて野原一家全員で秋田県の【オオマガラナイ村】へやってきたところから物語はスタートします。

秋田県はひろしの故郷でもあり、このためしんのすけ父方の祖父母や叔父・せましも登場していました。一家が生活するのは村の古民家なのですが、ひろしがそこでリモートワークをしていて時代だな~と感じましたね…。

ちなみにSwitchでのクレしんゲームはこちらが2作目で、前作では母・みさえの故郷である熊本県でのお話となっています。お話の繋がりは無いので本作からのプレイでも問題ありません。

 

じいちゃんやばあちゃんに虫取りや釣り、畑仕事を教わりながら田舎での暮らしを満喫していたしんのすけですが、ある日飼い犬のシロが炭だらけになりながら帰ってきます。シロが走り出すのを追いかけていくと、そこには無人の廃駅とトロッコがあり、突然動き出すそのトロッコに乗り込んだしんのすけとシロが辿り着いた先には不思議な炭鉱の町が広がっていました。

 

・2つのステージ

家族の滞在するオオマガラナイ村と不思議な炭の町を自由に行き来して、それぞれの場所に暮らす人々と交流しながら物語を進めます。どちらも物語進行により探索できるエリアが広がっていき、ステージはそれなりに広く風景もとても綺麗なので、あちこち見て回るだけで楽しめます。

移動時はケツだけ星人モード(?)だとかなりスピーディに動けるので、基本こちらでの操作でした。情緒もなにも無いけど、しんちゃんらしくて良き。

時間はマップを切り替えることで経過していき、村では夜になるとその日の活動は終了となります。活動途中でもしんのすけが眠くなり古民家に強制送還されますが、特にデメリットは無いのでハーヴェステラの時とは違い気楽に探索できました(笑)

町の方は何故か常に夕方ですが、時間経過については村と同じ仕様です。

 

オオマガラナイ村では虫取りや釣り、山菜採りをしたり、農作物を育てて収穫したりしながら過ごします。村のおねえさんや地元の子供たちに収穫物を見せることで報酬を得ることも可能。建物が少なく自然に囲まれ、とてものどかな田舎という感じでとにかく癒されるマップでした。

 

炭の町はパッケージにも描かれているとおり、昭和レトロ溢れる雰囲気のマップです。こちらには食堂や商店街、銭湯、炭鉱採掘場、鉄塔など様々な建造物があり、材料を集めて料理を作って貰ったり温泉に浸かって情報収集をしたりもできます。

また、ミニゲームのトロッコレースでも遊べます。このトロッコレースは物語進行でも攻略必須な場面が数回あり、ラスボス戦もこのレースでした。コースが多数あったりトロッコをカスタマイズできたりとやりこみ要素満載です。

基本的に物語が大きく動くのは炭の町の方で、町で暮らす少女・スミに「町がおかしくなっていく、町を守ってほしい」と頼まれることもあり、町での活動はドラマチックな展開となっていました。

 

・まるで映画の世界観

私はクレヨンしんちゃんの映画がほぼ全作見るほどに大好きなのですが、本作はその笑いあり涙ありな映画の世界観をそのままゲームに落とし込んだような、とにかく雰囲気の良い素晴らしい作品でした!

難しい操作や難解なポイントも無いので子供やゲーム初心者の方でも気軽にプレイできると思いますし、物語はしっかりとメリハリのある盛り上がりを見せてくれるので、終始非常に楽しめました。

物語終盤には人を拘束してエネルギーを吸収するバイオベースのような施設が登場したりとダークな面もありましたが、ちょっぴり切ない別れの先にある前向きな結末は、とてもクレヨンしんちゃんらしくてほっこりした気持ちになりました。ラストバトルにカスカベ防衛隊のみんなが来てくれたのは胸熱展開だったな…。

炭の町については結局現実世界なのか異世界なのか、過去なのか未来なのか等何も分からず終いでした。エンディングでの風に関する台詞から恐らく地続きの世界だと私は感じましたが、考察の余地の残された余韻のある終わり方でしたね。

村では野原一家はじめ地元の人々との生活でノスタルジックな気分に、町でのしんのすけとシロによる大冒険は感動的な体験をさせてくれるので、クレしん(特に劇場版)好きな方にはもちろん、全く知らない方にもおすすめしたい作品です。

 

・シロの物語

最後にしんちゃんの愛犬であり相棒、作中ほぼずっと一緒に行動することになるシロについて触れたいと思います。

タイトルに炭の町の”シロ”と付いていることもあり、私は物語全編を通してシロが奔走したり、大活躍するのだろうか?と思ってプレイを開始しました。もちろん要所要所で重要な活躍はありますが特にシロに主軸が置かれているわけではなく、当然ながら主人公はしんちゃんであり、シロ要素は思ったより控えめだなというのが最初の感想でした。

ただ、クリアしてから改めて思い返すと、これは明確にシロを"もう一人の主人公"として描いているなと感じることが出来ました。

 

まず、シロは炭の町への導入という重要な役割を担っています。シロはしんちゃんの知らないところで本作のヒロインであるスミちゃんと出会っており、しんちゃんを炭の町へと連れてくる約束をしています。しんちゃん及びプレイヤーの知らないシロの物語がこの時点で既にスタートしているんですよね。

スミちゃんは犬であるシロと普通に会話しており、不思議な世界だからこういうこともあるかぁ…と思ってはいましたが、実はスミちゃんの正体はラスボスであるダンシャーリがかつて隠れて飼っていた黒い犬のスミだということが判明します。犬同士だから会話できていたんですね。

ダンシャーリはスミを大切にしていましたが白い犬を信仰するダンシャーリの家がスミを黙って処分してしまい、その事件がきっかけの一つとしてダンシャーリは歪んでしまうんですよね…。既に亡くなってしまっているスミですが、暴走するかつての主人を止めるために人間の姿になりシロに助けを求め、本作のしんちゃんの冒険へと繋がります。

 

ラストバトルでしんちゃんと絆の深い4人が必要になるという場面では、シロはスミちゃんに自分が風間くんたちカスカベ防衛隊の4人を連れてくるという提案をします。【おしりあいの石】という不思議なアイテムを使ってしんちゃんは炭の町に来ていたのですが、シロはあと4つあるこの石をしんちゃんには黙って防衛隊の4人に渡しに向かいます。【おしりあいの石】は物語序盤に登場し、ちらっとその用途を聞かされますが、結局この世界を繋ぐ重要な石を物語上で託されたのはしんちゃんではなくシロでした。

ゲームとしてはあくまでしんちゃん目線なので、突然シロがいなくなりラストバトル直前に防衛隊を連れて戻ってくるわけなのですが、ここにも大冒険があったんだろうなぁ…。

 

エンディングで、かつての飼い主を正して町を守るという目的を果たしたスミは光となって消えてしまいます。しんちゃんたちももちろん悲しみますが、シロの寂しそうな姿がとても印象的で…。クレしん映画ヒロイン達との関係性を思い返してみても、若干スミちゃんとしんちゃんの関わりが薄いな…?とは思っていましたが、恐らくスミちゃんはシロの物語のヒロインとしての側面も強いんじゃないかな。

 

"炭の町のシロ"という作品で大好きなご主人を導く存在として、そしてその行間にのみ存在する大冒険の主人公として、シロの名前を含んだこのタイトルになったのかな、と私は感じました。

58.英雄伝説 界の軌跡

今回は界の軌跡です。2024年10月20日にクリア、プレイ時間はハイスピードモードも駆使して56時間程でした。

 

・歴代シリーズキャラがいっぱい!

待ちに待った軌跡シリーズ最新作で、黎の軌跡Ⅱの続編です。

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主人公は変わらず裏解決屋のヴァンであり、物語も前作エンディングから数カ月後スタートの完全地続きである今作ですが、タイトルは【黎Ⅲ】ではなく【界】なんですよね。

何故なのか…?と考えた時に頭に浮かぶのは、やはり歴代シリーズの主要キャラクターが今まで以上に多く登場し、物語に深く関わってくる点でしょうか。

ヴァン達が行動する同時刻、共和国内の別の場所で活躍する軌跡シリーズおなじみのキャラクター達を操作することが出来るのが今作の大きな特徴かと思います。前作でもsideA、Bに分かれての操作パートはありましたが、それ以上にがっつり各パートの物語が独立し、かつ本筋に関わっているという点では創の軌跡と近いイメージですね。

物語はヴァンと裏解決屋メンバーを主軸に、閃シリーズのリィン率いるトールズ組、そして空シリーズから久しぶりに登場したケビン神父+ルーファス率いるピクニック隊の3つの軸で進んでいきます。

序章でいきなりリィンやケビン神父が登場し、更には個人的に一番楽しみにしていた結社のカンパネルラと今作から初登場する執行者の二人の会話があったりと、シリーズファンには嬉しすぎる展開に初っ端からテンションが上がりまくりました…!

 

基本軸は3つに分かれているものの、色んなところで歴代キャラと裏解決屋メンバーのやりとりを沢山見ることが出来たのは、やはりシリーズファンとしては嬉しい限りですね。ただ、私のようなシリーズ愛好家には嬉しい仕様の半面、今まで以上にプレイヤーを選ぶ作品になってしまっているのも確かです。

黎シリーズから入った人はリィンやケビン達の存在や空シリーズの頃から登場する結社の計画についてなんかは何のこっちゃ状態だと思うし、逆に空や閃シリーズから飛んで界をプレイする人は裏解決屋メンバーのことや共和国の内情を全く知らない状態だし…。

一応前作、前々作のダイジェストムービーや歴代キャラクター紹介等が用意されているので過去作をプレイしていなくても遊べなくはないですが、やはり物語の解像度を上げたりやキャラクターへの愛着を持つ意味でも、過去12作品(+できれば那由他も)すべてをプレイしてから挑んでほしい作品です。

 

・ストーリー

今作の舞台は黎シリーズおなじみのカルバード共和国です。導力ロケットを宇宙に打ち上げるという有史以来初の試みが発表され、全世界が共和国の動向に注目を集めている状況。この宇宙進出【スターテイカー計画】にはアニエスのパパことグラムハート大統領が掲げる導力ネットの拡大や不毛地帯となりつつある大陸東部への対策という表向きの目的の裏に、何か大きな狙いがあるようで…?

また、宇宙騒ぎの裏では全世界で行方不明事件が増加したり、怪しい仮面集団が暗躍したり、前作までは大人しかった(一部除く)結社の計画進行も本格化したりと、表の世界も裏の世界も非常に慌ただしくなります。

そんな混乱の中でヴァン、リィン、ケビンを中心とする3チームが共和国でそれぞれの目的のために色んな方面から動く群像劇的な内容です。ゲームの流れとしては、今までと同じように4SPG(サブクエ)をこなしつつ情報を集め、物語を進める感じ。

 

ヴァンは序章でリィンやケビン達と軽く顔合わせはしますが、それ以降は基本的にこの3つのルートは最後まで交わることはありません。

結社によって乗っ取られた黑の庭城という仮想空間では全員集合しますが、現実世界では各チームが秘密裏に重大な事柄に迫っており、またそれぞれがその事実を察してか深入りした会話も少なかったです。

群像劇RPGでよく見る「1つの最終地点に各方面からアプローチして最後には協力して悪を倒そう!」みたいな分かりやすい流れではなく、最終目的がすべて異なり、中には主要キャラ同士での対立や命のやりとりすら見られたこともあってか、3つのチーム間に少し溝を感じられるのがなんか新鮮でしたね。

各チームのシナリオ中のやりとりや黑の庭城での他愛ない会話など砕けた笑いを誘うシーンも沢山ありましたが、全体的に終始シリアスが目立つ緊張感のある雰囲気だったように思います。

 

 

 

・結末(以下ネタバレ)

今作ではシリーズ通しての重大な事柄からキャラクターの秘密まで、非常に多くの新情報が明らかになりました。いや本当に色々ありすぎて、いまだに頭がこんがらがってる…。

結論から言うと、スターテイカー計画には当然裏があり、真の計画名【レーヴァテイン計画】の目的は宇宙に存在する【刻の至宝】を破壊することだそう。ここでやっと今回の至宝の存在が明らかになりました。

刻の至宝はおよそ1200年周期で世界をリセットするというとんでもない代物で、グラムハート大統領はその【グランドリセット】を食い止めるためにこの計画を実行しますが結果的に失敗します。どうなるんだこれ…とドキドキしていると大統領の補佐官でありヴァン、エレインの幼馴染であるキンケイドが急に独自に動き出し、グレンデル化し、そしてヴァン達とのラストバトル。

…この怒涛の展開に啞然としすぎて正直ラストバトルの記憶がほとんど無いです(笑)

 

ボスの腹心が最後に裏切る(今回は裏切りではないけど)展開はよくあるし、PVに出ていた白いグレンデルも来てないな~なんて思ってもいましたが、まさかその正体かつラスボスがキンケイドとは全く予想してなかった!!!

キンケイドはヒロインであるアニエスやハミルトン博士と通じ、計画が失敗した際の"保険"として、大統領にも秘密で動いていました。この保険はアニエスを犠牲に行われるものらしいので、アニエスを守るために一人の父としてレーヴァテイン計画を進めてきた大統領にはそりゃ言えないよね。

当然アニエスも裏解決屋メンバーにこのことを秘密にしており、止める仲間達を無視して事を進めます。ヴァンが一人で問題を抱え込むことにはあんなに怒っていたのに……。

アニエスは女神のような姿になり、グランドリセットの実行と共に力を発動。人々は光に包まれ、何が何やら分からないままエンディング。

 

黎2作はスッキリとした終わり方だったので、軌跡名物えっここで終わり!?なエンディングはヴァンが主人公になってからは今作が初めてだったりします。そして次作がヴァンが主人公の最後のシリーズだということも明記されていました。

アニエスはどういう存在になったのか、人々に一体何をしたのか、世界はリセットされたのか、そもそも次作はどういう状態からスタートするのか…すべてが謎に包まれたまま界の軌跡は終わりました。

アニエスの力で人々は保存されていた?ような感じだけど、リセットも行われたっぽいし…?メタ的にもキャラクターは続投だからヴァン達は登場するとして、記憶は保持しているのか?同じ登場人物で、もう一度同じ歴史を辿るのか??だとすると、このタイミングで空の軌跡リメイクが来ることにも意味があるのかとかも色々考えてしまいます。

 

いずれにせよ、次回作が待ち遠しすぎる終わり方ですが真実を知れるのは何年先になるのやら…。とりあえず、やり込み要素が控えめだった黑の庭城と合わせて本作のアップデートに期待です。