のんびりゲーム記

クリアしたゲームの感想や備忘録。ネタバレ満載です。

23.ポケットモンスター Let's Go! イーブイ

今回はポケモンシリーズのレッツゴーイーブイについて書いていきます。

2022年5月28日に殿堂入り、クリア後要素含めプレイ時間は28時間程でした。

 

私は当時ゲームボーイピカチュウバージョンをプレイしていたので、今回はイーブイにしてみました。

こちらのゲームはポケモンピカチュウバージョンのリメイクですね。ただリメイクといっても結構変わっている部分も多く、例えば主人公はレッドではなく新しい男の子または女の子になっており、ライバルも新しいキャラクターでした。

難易度は低く、ゲームライトユーザーやポケモン初心者でも気軽に遊ぶことができる作品という印象です。ポケモンGOから入った方が次に触れるタイトルになって欲しいという意識で製作されたようで、ポケモン捕獲の感じも従来のものとは違ってかなりポケモンGO寄りな雰囲気だったり、GOらしさを感じられる点が満載でした。

シナリオは、マサラタウン出身の新人ポケモントレーナーこと主人公がオーキド博士から託された図鑑の完成を目指して各地のジムを巡っていく中で悪の組織・ロケット団の企てを阻止し、やがてポケモンリーグを制覇する…というシンプルかつ洗練されたおなじみのストーリーほぼそのまま。

 

・相棒ポケモン

選んだソフトによって、相棒ポケモン(スタートポケモン)がピカチュウイーブイか変わります。私はイーブイバージョンなので相棒はイーブイとなり、ライバルがピカチュウを選ぶことになります。この相棒ポケモンは進化はしないので、ボールから出したイーブイを頭に乗せて一緒に冒険します。

相棒以外にも手持ちポケモン1体をボールから出して冒険することも出来て、巨大なイワークサイドン、ウィンディ等は上に乗って移動できちゃいます。また、リザードンカイリュー等の空飛ぶポケモンの場合は飛んで移動することが可能。

 

相棒のイーブイちゃん、進化不可だから弱いんじゃ…?と思っていたら普通にめちゃくちゃ強いんですよね。終盤まで殆ど1匹で戦っていたような気すらします。どうやら初期に設定された種族値がかなり高いというカラクリのようです…なるほどね。

また、相棒技という特殊な技を覚えるのも特徴で、イーブイは与えたダメージの半分量を回復するいきいきバブル、ダメージ+相手を確定でまひさせるびりびりエレキ、ダメージ+相手を確定でやけどさせるめらめらバーンはじめ色んなタイプの技(ブイズ進化先の8タイプ+なつき度によってダメージ量が変わるノーマル技)を覚えることが出来ます。8タイプの技はどれも威力は90、命中率は100%です。

……強すぎない?

調べたところピカチュウには別の相棒技が用意されているようで、みずタイプや飛行タイプ技とのこと。なみのり、そらとぶピカチュウを意識した技なんでしょうか(懐かしいな〜)。

 

・リメイクでの変更点

今作では冒険の途中途中で様々なキャラクターが登場し、ちょっとしたイベントが発生します。今まで倒してきたジムリーダーが他の街に遊びに来ていたり、ロケット団に絡まれていたところを四天王が助けてくれたりと楽しい追加要素です。

また、初代ポケモンのレッドとグリーン、ゲームでは初登場のブルー、サン・ムーンに登場するアローラ地方のマツリカやオリジナル版ではまだ未登場だったロケット団のアポロ等も登場。これらのトレーナーとはバトルも可能で、これまたファンには嬉しいサプライズでした。

中でもグリーンは何回も登場し、各地で冒険の手助けをしてくれました。今作での役割は主人公たちの先輩ポジションといったところでしょうか。初代赤・緑バージョンで生意気な子供だった彼からは想像できないほどの頼もしい先輩っぷりでなんだかジーンと来てしまいました。

余談ですが、グリーンは私のポケモンシリーズ最推しキャラクターだったりするので出てくるたびにスクショボタン連打したなぁ(笑)

そういえば、冒険序盤で主人公のポケモン図鑑を見たグリーンが「自分たちの時代は地図に鉛筆で分布を書き込む図鑑だった」と言っていたのはなかなかの衝撃でしたね。そんな設定になったんだ…でも言われてみれば確かに、二十数年前は携帯できるデジタル機器なんて全然無かったもんなぁ。かがくのちからってすげー。

 

また、今回の登場ポケモンは基本的にカントー地方に登場する、つまりは初代ポケモン151匹のみ登場しますが、例外としてアローラの姿があるポケモンに関してはゲットすることも可能です。入手方法は後述のGOパークでゲットするか、各地のポケモンセンターにいるNPCに通常姿のポケモンと交換してもらうかの2択。

また、メガシンカ可能なポケモンに関してはメガストーンを入手することでメガシンカも出来ちゃいます。カントーポケモン限定とはいえ、これらの要素で冒険の幅が広がるのは嬉しいですね。

ちなみに今回の旅パは相棒イーブイピカチュウアローラダグトリオアローラロコンリザードンプテラの6体。ダグトリオとロコンはアローラ要員、リザードンプテラメガシンカ要員として採用しました。ピカチュウイーブイと対になっていることもあり、あえて進化はさせずにずっとボールから出して連れ歩く要員。話しかけると大谷育江さんのボイスで返事してくれたり、たまにアイテムを拾ってきてくれたりととにかく可愛く癒されました…!話しかけるタイミングによってテキストに変化があり、水辺では水遊びしたりとマップによって行動パターンが変わる仕様も細かくて良かったです。

 

・廃止されたもの

リメイクによって消えた機能もありました。

まずは自転車です。ギャロップケンタロス等の大型でスピード自慢のポケモンをボールから出して上に乗ることで早い速度で移動可能なので、それが自転車の代わりを果たすようでした。楽しいんだけど、簡単に乗り降り可能な自転車に慣れすぎてたせいもあって若干不便だったかな…。自転車廃止に伴い、サイクリングロードも消えており、代わりに『ポケモンロード』として相棒ポケモンモンスターボールから出して歩かせたり寛いでいるトレーナーのいこいの広場的なものになっていました。このトレーナーとも普通にバトルは発生します。

あと、地味に楽しみにしていたセキチクシティ名物のサファリゾーンも無くなっていました。元々サファリゾーンがあった場所には『GOパーク』という新しい施設が立っており、これはポケモンGOと連携させることによって、GOで捕まえたポケモンをゲット出来たりミニゲームで遊べたりする施設のようでした。GOをやっていない私には入場することさえ出来ない謎の施設です…(笑)

他にもタマムシシティのゲームコーナーでスロットも出来なくなっていたり(代わりにゲームセンターとして筐体が並んでいました、プレイは不可)、釣り竿がもらえずに釣りが出来なくなっていたりと、今までのポケモンに普通にあったものが結構削られており、新鮮さ半分寂しさ半分という感じ。

 

オリジナル版をプレイしたのがだいぶ昔(というか発売当時)だったので、振り返りの意味でもすごく楽しく遊べました。ポケモンGOをプレイしていればもっと楽しめたかな~という感じではありますが、別にやっていなくても不自由も問題もなく遊べました。ポケモンの捕獲がなかなか上手くいかずちょっと大変でしたが、不満はそれくらいかな?

何より相棒のイーブイがとにかく可愛くて、クリア時にイーブイから小さな花束をプレゼントされた時は思わず涙が出ました…笑

ちなみにその説明文がこちら↓

『ただ ひとりの トレーナーへの 気持ちを こめて 一生懸命 作った ささやかな 花束。』

もう文章だけで泣けてきます( ;∀;)小さな子供は勿論、疲れた大人達にもオススメしたい優しい世界のゲームです。