のんびりゲーム記

クリアしたゲームの感想や備忘録。ネタバレ満載です。

19.Pokémon LEGENDS アルセウス

今回はポケモンシリーズよりLEGENDS アルセウスについて書いていきます。2022年2月26日にクリア、合計72時間程遊びました。

 

このゲームの発売約2ヵ月前にダイパリメイクが発売され途中までプレイしていたのですが、アルセウスの内容が気になりすぎてこちらを先にクリアしていまいました(笑)全てのポケモンと出会い真エンディングを見届け、図鑑レベルも全部MAXにしてマンテンボシ団員になるところまでやり込んでます。

 

・今までのポケモンと全然違う!

今作は主人公が異世界からアルセウスの力でヒスイ地方という昔の日本を連想させる場所に飛ばされるところから始まります。Tシャツにスマホを持った現代人が謎の力で過去に行き、そこの生活に順応しながら事件を解決して行くというタイムスリップものあるあるな設定ですが、まさかポケモンのゲームで体験することになるとは…!

このヒスイ地方はダイパの舞台であるシンオウ地方の昔の姿であり、ダイパでの出来事に関連するイベントがあったり登場人物の先祖と思われるキャラクターが多数登場します。アルセウス発売に合わせてリメイクを出してくれたおかげで、色んなイベントや台詞、キャラクター等が新鮮に感じられて良かったですね。

私の推しでもあるコンゴウ団の長・セキ等、一部子孫の存在が分からないオリジナルキャラクターや、逆にダイパのライバル等先祖が未登場(と思われる)キャラクターもおります。今後のシリーズ作品やアップデートで登場するのかどうか、楽しみのひとつですね。

主人公に関しても不明点が非常に多いです。メインストーリーを全部クリアしても主人公は元の世界に戻れていないどころか、どの時代のどこから来たのか等全く分かっていません。ダイパ主人公とデザインはそっくりだけど、同一人物なのだろうか?アップデートで追加された「ヒスイの夜明け」クリア時にポケモンジムやコンテストについて言及する場面がありましたが、主人公は自分のことはほぼ語りませんし…おおまかな設定はあるのでしょうけど、もしかしたら今後も詳細は公開しないのかもしれませんね。プレイヤーの想像におまかせということで。

 

設定以外も今までと違う点は沢山ありました。ゲームを始めてまず最初に驚いたのは、フィールドです。広大なフィールドを駆け回り、ポケモンがあたりを普通に歩いているゲーム画面は近年のFFやテイルズのようでした。剣盾でもワイルドエリアとかだいぶ開けたフィールドでしたが、もっと自然そのものが舞台でRPGらしさがありました。たまに集落などはあるものの、町もメイン拠点の1ヵ所しか無いのでほぼ大自然の中を冒険する感じです。

グラフィックもとても綺麗で、直前までやっていたのが昔のポケモンをリスペクトしたダイパリメイクということもあって余計にその違いを感じることが出来ました。人間はもちろん動き回るポケモンの細かい動作や表情も個性があってみてて楽しかったです。特にころころ転がるタマザラシ、あれは可愛すぎる…!

 

モンスターボールは主人公が拾われたギンガ団が作り出したものとなっており、一般の人にはまだ殆ど普及していないようです。主人公はじめギンガ団はフィールドで拾える素材からクラフトでボールを作成して使用します。普通に店で買えたりもするけど、自給自足の精神ですね。

ちなみにこのギンガ団、村を守りポケモンを調査する自警団兼ポケモン研究所のような役割の組織なのですが、ダイヤモンド・パールでは悪役として登場しています。未来での悪の組織は正義の組織となっており、未来で対立したボスキャラクターの先祖は心強い味方となり、また未来で親しくしていたチャンピオンの先祖は…という感じで、ダイパ既プレイでキャラクターにも思い入れがあった私は面白い設定だな~と思いました。

 

・普通に負けるバトル

バトルの形式自体はほぼいつも通りですが、まだポケモンを捕獲してバトルするという概念が薄い時代の為、トレーナーが少なく対戦可能なのは主要キャラクター数名とごく僅かのモブトレーナーのみでした。

そのため、バトルはほぼ野生のポケモンとすることになります。そしてその野生のポケモンとのバトルは今までのシリーズでは考えられないくらい難易度が高く、苦戦するどころか普通に負けます。群れで襲われたり、レベルが高かったり、オヤブンと呼ばれる通常個体よりも巨大かつ強力なポケモンに襲われて敗北したことも多々ありました。ポケモンをここまで怖いと感じたのは初めてだ…(笑)

まだ人類がポケモンを未知の生物として扱い、恐怖の対象であった時代という設定のため、テーマ的に大成功ではないでしょうか。バトルを回避するためには草むらにしゃがんでやり過ごしたり、きのみを投げて気を引いたりする戦法で切り抜けるのもリアルです。

 

もう一つ難しいバトル要素といえば、キング・クイーン戦ですね。ヒスイ地方の各地にはキング・クイーンと呼ばれる特別なポケモンが5体おり、主人公が出現した際に空いた時空の裂け目から落ちた落雷によって狂暴になり、荒ぶるようになってしまいます。そのポケモンを鎮めるのがギンガ団に所属した主人公に与えられた役割なのですが、そのバトルはもはやアクションゲームでしたね…

途中で通常のポケモンバトルも挟まったりはしますが、基本的には主人公がキング・クイーンの猛攻を避けながらシズメダマというアイテムをひたすらぶつけ続けて大人しくさせます。なかなかダメージゲージが減らないわ攻撃を避けるタイミングも難しいは回復が出来ないわで何回もコンティニュー画面を見ることになりました。正直二度とやりたくない。ニーアオートマタで見たことあるような攻撃パターンのキングもいましたね(笑)

 

あと、研究レベルにもよると思いますが体感色違いポケモンの出現率は過去シリーズより高く感じました。全ポケモンの研究レベルを10にした際に貰った『ひかるおまもり』のおかげで出現率は更に上がったので、今後は高難易度のトレーナー戦や色違い収集等をしようかな~と思っています。まだまだヒスイ地方を冒険するぞ~。